「伴天連」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

この記事は、約535秒で読むことができます。


日本史を勉強していると、「伴天連」という文字を見たことはないでしょうか。一見、仏教の仏様の名前かと思うような漢字です。「弁財天」「大黒天」「毘沙門天」などと同じかななんて思います。

この「伴天連」という三字熟語は、現代ではあまり目にすることは無いかもしれません。しかし他の言葉で表現されているのです。「伴天連」が生活にとっても、よく馴染んでいる方もいるでしょう。

では、日本の歴史に大きく関わっている「伴天連」はどのような意味なのでしょうか。

この記事では「伴天連」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語の表現をご紹介します。

 

 

スポンサードサーチ

「伴天連」の意味と語源

 

「伴天連」の意味

 

それでは「伴天連」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが「伴天連」は「ばてれん」と読みます。

「伴天連」とは、「日本のキリスト教伝来時の宣教師」という意味です。

キリスト教の俗称とも言われています。

 

「伴天連」の語源

続いて「伴天連」の語源をご紹介します。

「伴天連」は、ポルトガル語で父や神父を意味する「パードレ」に当て字をしたものです。キリスト教の宣教師が日本で普及活動を始めた頃にできた言葉です。

宣教師は宗教を問わず「ある宗教の布教をするひと」のことを指す言葉なのですが、「伴天連」はキリスト教の宣教師、又はキリスト教のことをそう呼んでいました。

ですから、1587年に豊臣秀吉が出した「バテレン追放令」は宣教師の追放だけではありませんでした。キリスト教自体の追放令なのです。そして南蛮貿易も禁止にしたのですが、江戸時代の鎖国のように、キツく取り締まることはできなかったようです。

ちなみに「伴天連」の漢字それぞれの意味は「伴」が「ともなう」「とも」、「天」は「空」「神」「信仰の対象」などの意味、「連」は「つらなる」「つれる」ということです。「神や信仰の対象のもとに連れ立つ、伴う」という、キリスト教の伝道師の行動になぞられて当てられたのでしょう。

 

 

スポンサードサーチ

「伴天連」の使い方

 

次に「伴天連」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「天正14年、豊臣秀吉が、伴天連追放令を出して、キリスト教や南蛮貿易を禁止した」
  2. 「伴天連で超有名な人は、スペインのナバラ王国生まれのフランシスコ・ザビエルです」
  3. 「伴天連は、鎖国を始めた江戸時代には姿を消しました。排除されたのでしょう」
  4. 「秀吉の発令した伴天連追放令は、発令当初かなり緩めだったということです」
  5. 「伴天連追放令は、ポルトガルやスペインの征服を恐れて出した政策でした」

 

「伴天連」は日本の歴史に深く関わりがありました。秀吉が「伴天連追放令」を出していなければ、もしかすると今の日本はスペイン領やポルトガル領になっていたのかもしれません。

「伴天連(追放令を発令)」「(ザビエルも)伴天連さん」などと使われることが多いですね。

 

 

「伴天連」の類義語と英語表現

 

最後に「伴天連」の類義語、また「伴天連」の英語表現を合わせてご紹介します。

「伴天連」の類義語

 

「伴天連」の類義語をご紹介します。

  • 宣教師(せんきょうし)
  • 伝道師(でんどうし)

 

「宣教師」は「ある宗教を外国に伝え広める仕事をする人」という意味で、主にキリスト教を伝える人で使われます。

「伝道師」は「キリスト教を伝える、正教師の資格を持たない人」という意味から、「他の人に物事の良さを伝え周る人」ということで使われます。

 

「伴天連」の英語の表現

 

では次に「伴天連」の英語表現をご紹介します。

  • Padre(伴天連)
  • Title for Portuguese Jesuits(伴天連)

 

「Title for Portuguese Jesuits」はポルトガルのイエズス会の総称です。

「伴天連」は日本におけるキリスト教の歴史と深い関わりがあり、単純に英語表現すると

なると「キリスト教」を表す単語になります。

 

 

スポンサードサーチ

まとめ

 

以上、「伴天連」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

読み方 ばてれん
意味 日本のキリスト教伝来時の宣教師
語源 ポルトガル語で父や神父という意味の「パードレ」に当て字をしたもの
類義語 ・宣教師(せんきょうし)
・伝道師(でんどうし)
英語表現 ・padre(パドレ)
・title for Portuguese Jesuits(ポルトガルのイエズス会の称号)

 

「伴天連」はキリスト教自体のことでもありますが、それは戦国時代の話です。現代ではそのように呼んではいませんのでご注意ください。

スポンサーリンク

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です