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危ない橋は誰しも、渡りたくはないものですよね。この戦いに負ければ、どんな苦労が待っているのかと考えると、安易に挑むことは避けるでしょう。戦いと大げさに書いてはいますが、普段の生活でも戦いのようなことはあります。
例えば転職ですが、今の職場を退職し、もう少し給料の良いところへ転職したいと考えているとして、「お給料が良い」ということはそれなりのスキルが無ければ、やっていけないのでは?転職してから「仕事ができない」となれば、また、新たな職場を探さなければならないかもしれない、と悩むことがあるかもしれません。次の職場というのは未知の世界であり、思い切って勝負をかけなければならないのです。でも勝負しなければ何も始まらないのですよね。
この記事では「勝負師」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「勝負師」の意味と語源
「勝負師」の意味
最初に、「勝負師」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「勝負師」は「しょうぶし」と読みます。
「勝負師」とは、「最後まで生ある限りくらいついて戦う人」「成功する確率が高いことに、大胆に挑む人」という意味です。
「勝負師」は途中であきらめることなく挑み続け、勝利することだけを考えます。
「勝負師」の語源
続いて「勝負師」の語源をご紹介します。
「勝負師」は「勝負」と「師」の二つの言葉から出来ています。
「勝負」とは「勝ち負け」「勝敗」のこと、「勝ち負けを決める行動」を表します。「勝負を決める」「勝負する」などと使われます。大昔は戦争で使われていました。今は将棋、スポーツ、ビジネスの世界でも多く使用されます。
「師」という言葉は「指導者」「子弟を持つ人」「先生」という意味です。「師匠」「教師」「講師」など教える仕事をする人を表わす他、「医師」「看護師」「漁師」など特定の職の人を表わします。「師」は「人」を表現しているのです。
「勝負師」は「勝ち負けを決める行動をする人」ということになりますね。
「勝負師」の使い方
続いて、「勝負師」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「勝負師である彼のビジネスは、一見危なっかしい面がある」
- 「彼女は意外と勝負師で、冷や冷やさせられることがよくある」
- 「勝負師は負けそうなときでも、最後まで投げ出さずに戦うものだ」
- 「将棋の棋士はみんな勝負師でなければ、生きていけないだろう」
- 「競馬の勝負師たちが集まって、馬の評価を始めた」
「勝負師」は、賭け事でもスポーツでもビジネスでも恋愛でも勝負に挑み最後まで投げ出しません。
「勝負師の(顔つき)」「(彼は)勝負師だ」などと使用されることが多いですね。
「勝負師」の類義語と英語表現
「勝負師」の類義語
それでは、「勝負師」の類義語をご紹介します。
- 賭博師(とばくし)
「賭博師」とは「賭け事を生業にしているひと」ということです。
「勝負師」との大きな違いは「賭博師」は賭博に勝負をかけている人であり、「勝負師」は様々な戦いに挑んでいる人を表わします。
「勝負師」の英語表現
最後に、「勝負師」の英語表現をご紹介します。
- gambler(勝負師)
【例文】
- He is a born gambler(彼は根っからの勝負師だ)
- The perception of the gambler acts(勝負師の勘が働く)
「gambler」は「ばくち打ち」という意味があります。ギャンブルをする人を「ギャンブラー」と日本でも呼びますよね。
他にも「risk taker」という英語で表す場合もあります。
まとめ
以上、「勝負師」について、ご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | しょうぶし |
意味 | 最後まで生ある限りくらいついて戦う人、成功する確率が高いことに大胆に挑む人 |
語源 | 「勝負」=「勝ち負け」「勝ち負けを決める行動」、「師」=「指導者」「子弟を持つ人」「先生」という意味から |
類義語 | 賭博師(とばくし) |
英語表現 | gambler(ばくち打ち) |
「勝負師」は負けるかもしれないことでも、思い切って挑戦して行くことでした。この行動には相当のリスクが伴うでしょう。しかし、勝った暁には喜びは何十倍にもなります。賭け事をする必要はありませんが、「勝負師」のようにあなたも、難しいと思われることに挑戦してみてはいかがでしょうか。勝った暁には、勝者でなければ見えない何かが、見えるそうですよ。
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