「心技体」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

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私はスポーツが苦手です。運動音痴ってやつですよ。でも、学校の部活は多少やったことがあります。もちろん運動系です。ですが、中々上達はしないものです。運動音痴なので技術が伸びないのですね。技術力が高い同輩は、たまにしか部活に参加しなくても、すぐにレギュラーです。でもこの同輩は気力が続かないのですね。

スポーツをテレビ観戦していると、あと少しのところで気力負けをしているところを見ることがあります。「心技体」が完璧ではないのでしょうか。

この記事では、「心技体」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。

 

 

 

「心技体」の意味と語源

 

「心技体」の意味

 

最初に、「心技体」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが「心技体」は「しん、ぎ、たい」と読みます。

「心技体」とは「精神、技術、体力」という意味です。

スポーツの世界で良く使用される言葉です。

 

 

「心技体」の語源

 

次に、「心技体」の語源をご紹介します。

「心技体」は、明治に出版された古木源之助さんの著書「柔術独習書(じゅうじゅつどくしゅうしょ)」の中に出て来る言葉です。

この書には、「柔術(手を使い相手を殺傷せずに捕獲したり護身をしたりすること)」について「身体の発育」「勝負術の鍛錬」「精神の修養」というように書かれています。「身体の発育」は「体」のことです。「勝負術の鍛錬」は「術」のこと、「精神の修養」は「心」のことを指しています。

「心技体」は身体がしっかり発育し体力があり、高い技術を身に付け、心が落ち着いていることです。

三つの要素が揃っていることが大切だと古木源之助さんは言っています。

しかし「心技体」は「柔術」には限りません。様々なスポーツでも言えることですし、現代のスポーツの世界では重要なことなのです。

 

 

 

「心技体」の使い方

 

続いて、「心技体」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「彼が伸び悩んでるのは心技体が完全ではないからだ」
  2. 「強い選手は心技体もしっかりとしている」
  3. 「心技体のどれかが欠けていても、ずば抜けて何かひとつ抜きん出ていれば良い成績は出せるだろう」
  4. 「監督は心技体が大切だと教えてくれた僕の恩人だ」
  5. 「これからもっと心技体を鍛え、僕は世界一のアスリートになるんだ」

 

「心技体」は、心も身体も技術もスポーツの世界では大切なことです。

「心技体を(鍛える)」「心技体が(大切だ)」などと使用されることが多いですね。

 

 

 

「心技体」の類義語と英語表現

 

「心技体」の類義語

 

それでは、「心技体」の類義語をご紹介します。

  • 総合力(そうごうりょく)

 

「総合力」とは、「バラバラのものが一つにまとまった力」ということです。スポーツにかぎりません。色々な要素が集まった力ということになります。

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「心技体」のように、スポーツで使える三字熟語はこちらをご覧ください。

 

対戦する相手がいるスポーツは「大上段」に構えていたいですね。

「大上段」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

 

メンタルが求められるスポーツは「下馬評」に振り回されないことですね。

「下馬評」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

 

スポーツをしていく上で「名伯楽」に出会うことも人生の分岐点になりますね。

「名伯楽」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

 

 

「心技体」の英語表現

 

最後に、「心技体」の英語表現をご紹介します。

  • strength and technique body(心技体)

 

【例文】

  • He is the splendid player who gathered of the emotional strength and technique body(彼は心技体の揃った素晴らしい選手だ)
  • I strengthen an emotional strength and technique body and come again(心技体を鍛えて出直す)

 

「strength」は「力」「強さ」という意味です。また「精神力」という意味もあります。「technique」は「技術」、そして「body」は「体」です。

日本での「心技体」も英語で同じような意味で使用されています。それほど「心技体」はスポーツで大切なことなのですね。

 

三字熟語の英語表現を、実践で使えるビジネス場面別でまとめました。

ビジネス英語で使える三字熟語のまとめ30選【英語勉強サイトもご紹介】

 

 

 

まとめ

 

以上、「心技体」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 しんぎたい
意味 精神、技術、体力のこと
語源 著書「柔術独習書」の「柔術(手を使い相手を殺傷せずに捕獲したり護身をしたりすること)」について書かれた、「身体の発育」「勝負術の鍛錬」「精神の修養」が由来
類義語 総合力(そうごうりょく)
英語表現 strength and technique body(心技体)

 

「心技体」は精神力、体力、技術のことを表わした言葉で、三つが揃うと素晴らしい選手だと言われるのですが、これはスポーツに限ったことではないでしょう。

社会生活において、「心技体」がしっかりとしていると、安定した生活が送れます。

技術があるから素晴らしい仕事が出来たり、おいしいご飯ができたり、楽しい会話が出来たりしますし、体力があるから、毎日起きて働いたり学校へ行ったりできます。遊びに行くこともできるのです。

精神が安定しているから、心が弾んで外出しようとも思いますし、毎日の生活が気楽に送れるのです。「心技体」は私たちの生活に密着しています。

何かひとつ欠けているかなと思ったあなた、今からでも鍛錬してみてください。

きっと良い社会生活が送れるでしょう。

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