「土地勘」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

少しでも住んでいた土地は、道路事情など詳しく覚えていたりするものですよね。旅行で1度訪れただけでも、勘の良い人は「どの辺にあの店があって…」など鋭い感覚で記憶するようです。そして長年住んでいる土地は地理や家の並びなどに詳しく、その土地の人たちの生活パターンを知ることができます。例えばサラリーマンの家庭が多いから夕方子供が公園でたくさん遊んでいるとか、逆に商店街なので一般の家は少なく平日の昼間は人通りが少ないなどです。こんな風に土地に対して知識が深いと、悪いことに利用する人間も多いようですよ。
この記事では「土地勘」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「土地勘」の意味と語源

「土地勘」の意味

それでは「土地勘」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「土地勘」は「とちかん」と読みます。
「土地勘」とは実は「土地鑑(とちかん)」というのが本来の言葉で、「その地域、土地の事情に通じている」という意味です。
その土地の地形や道路、家屋の並びなどに詳しく経験が身に付いていることを表しています。

「土地勘」の語源

続いて「土地勘」の語源をご紹介します。

「土地勘」は「土地鑑」の誤用となって使われるようになりました。今でも誤用としての認識は高いですが、小説などでは「土地勘」と用いているものも多くあります。
元々「土地鑑」は警察用語で「事件が起きた場所(土地、地理)に関する知識」ということで使われています。「地理や地形の他にも道路の位置や状況、家の並びに生活習慣などの知識を直接の経験をもとに身に付けていることを指す」ということです。
「犯人はトチカンがある者の仕業だ」とか言いますがその「トチカン」は「土地鑑」と書き、「土地勘」は誤って使われたものが定着しているようです。
「鑑」は鑑定の意味で「土地鑑がある」ということは「土地を鑑定できるもの」という意味なのです。
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「土地勘」の英語表現と類義語

「土地勘」の英語の表現

次に「土地勘」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • familiarity with the land(土地鑑、土地勘)

【例文】

  • It is the crime of the person with the familiarity with the land(土地鑑のある者の犯行だ)
  • I do business using the familiarity with the land(土地鑑を利用して商売をする)

「familiarity」は「親しみやすさ」という意味で、「with the land」は「土地での」という意味があります。「土地に精通している」という表現が近いでしょう。

「土地勘」の類義語

「土地勘」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

方向感覚(ほうこうかんかく)

「方向感覚」は「方向、方角の感覚」ということで「優れている」時に使うことが多いでしょう。優れていない時の言葉は「方向音痴」と言いますからね。「方向感覚が優れている」ということは「土地勘(土地勘)」が良いということです。

 

「土地勘」の使い方

最後に「土地勘」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「土地勘があるので、引っ越し先を決めるのも楽だった」
  2. 「以前住んでいたことがあるので、土地勘がある」
  3. 「この辺りの土地鑑があるものが犯人として有力だ」
  4. 「土地鑑があったのでこの場所に隠した」
  5. 「土地勘を頼りに行った出張先は以前とはがらりと変わっていた」

「土地勘」は誤用ではありますが、普段の会話に根付いています。
「土地勘が(ある)」「土地鑑を(利用して)」などと使われることが多いですね。

 

誤用の「土地勘」でも意味が通じる

警察用語として「土地鑑」となっていますが、「土地勘」と使用しても何の支障もないと思います。「土地」に「勘」が働くことはあります。ただ、使用する際はきちんと誤用であることを知ったうえで使用すると良いでしょう。
いずれ「土地勘」が本当の言葉で使われる日が来るかもしれませんからね。
日本語は、そのように何年もかけて変化していくものなのです。

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