目次
この記事は、約6分で読むことができます。
突然ですが、起こった出来事を説明するとき、あなたならどのように説明していきますか?
物語のように?それとも、いきなり結末を話し、そのあとで捕捉をしていくのでしょうか。
初めて耳にする人でも解りやすい表現は、「時系列」だと私は考えます。
余計な私感は入れず、物事の起こった事だけを順番に説明すると、いつ何が、何故起こったのか、どうしてそのような結末になったのかが、解ってきます。
結末に対しての対処法も、すんなりと出てきやすいのも「時系列」のメリットでしょう。
この記事では、「時系列」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。
「時系列」の意味と語源
「時系列」の意味
最初に、「時系列」の意味をご紹介します。
まず読み方ですが、「時系列」は「じけいれつ」と読みます。
「時系列」とは、「時間の経過とともに変化していく現象を観察し、観察したデータを時間ごとに配列、整理をしたもの」という意味です。
ある物事を、時間の順番に説明することでもあります。
「時系列」の語源
続いて、「時系列」の語源をご紹介します。
「時系列」を二つの語に分けて、説明していきます。
まずは「時」ですが、「月日のうつりかわり」「時間の単位」という意味です。私たちは「時」とは切っても切れない生活をしています。
次に「系列」ですが、「系統立って並べられている一連の数、物事」と「生産、販売、資本などによる企業間の結合関係」という意味です。
会社などの組織で、「系列会社」と使われることがありますね。
「時系列」では、「時間で物事を並べる」ことを表わしています。
「時系列」の使い方
次に、「時系列」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「今回の出来事を、時系列に表してみてほしい」
- 「このデータは、きちんとした時系列になっていないようだ」
- 「今日の仕事内容を、時系列で報告してほしい」
- 「僕の歴史を時系列で表してみたところ、3年置きに失恋していることがわかった」
- 「思い付きで話さず、落ち着いて時系列で説明してくれないか」
「時系列」は、時間で物事を整理していくことです。
「時系列で(表す)」「時系列で(報告する)」などと、使用することが多いですね。
「時系列」の類義語と英語表現
「時系列」の類義語
それでは、「時系列」の類義語をご紹介します。
- 年代順(ねんだいじゅん)
- 順番(じゅんばん)
「年代順」とは「年の順番」「年代の順番」という意味で、人の年代の順番を表すこともありますが、歴史などを起こった順番に表すときに使うことが多いです。
「順番」は様々な物事を「ある順序」で表すことで、それは「時」のこともあれば、重さ・高さ・距離などの「数」のこともあります。
「時系列」の英語の表現
最後に、「時系列」の英語表現をご紹介します。
- Chronological order(時系列、年代順)
【例文】
- I settled this case in chronological order(この事件を時系列でまとめてみた)
- I see this movie in chronological order(この映画を時系列で視ていく)
「Chronological」だけでも、「年代順」という意味です。「order」は直訳すると「注文」ですが、「順序」という意味もあります。
「Chronological order」で「年代の順序」ということになります。
三字熟語の英語表現を、実践で使えるビジネス場面別でまとめました。
ビジネス英語で使える三字熟語のまとめ30選【英語勉強サイトもご紹介】
まとめ:素早く把握するための「時系列」
以上、「時系列」についてご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | じけいれつ |
意味 | 時間の経過とともに変化していく現象を観察し、観察したデータを時間ごとに配列、整理をしたもの |
語源 | 「時」=「月日のうつりかわり」 「系列」=「数、物事を系統で表したもの」で、 月日で物事を表すこと |
類義語 | ・年代順(ねんだいじゅん) ・順番(じゅんばん) |
英語表現 | Chronological order(時系列、年代順) |
「時系列」は、起こった事柄を時の順番で並べていくことです。
物事を素早く把握するためには、有効な手段ですね。
コメントを残す