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人は噂が大好きです。私も噂は好きです。自分の考えを好き勝手に想像して言ってしまいます。良くないこととは思っていても、自分のこの考えを聞いてほしいと思ってしまうのです。自分が会ったこともない芸能人や事件の犯人、テレビで噂の人の話を職場でしてしまう人は多いと思います。噂にとどまらず、選挙やスポーツの予想などもして賭け事の予想も好き勝手してしまいますね。その「下馬評」を鵜呑みにするのも私です。
この記事では「下馬評」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「下馬評」の意味と語源

「下馬評」の意味
それでは「下馬評」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「下馬評」は「げばひょう」と読みます。
「下馬評」とは「ある物事に直接関係のない人がする噂」「第三者がする噂や評判」という意味です。
賭け事の予想や選挙の評判などで使われます。
「下馬評」の語源
続いて「下馬評」の語源をご紹介します。
「下馬評」は主人の評価を勝手につけていたところからできた言葉なのです。
主人は自分に関係ある人ですから現代の意味の「直接関係のない噂をする」と言うのとは少し違いますが、段々と「直接関係のない噂話」という意味に変化していったようです。
「下馬評」の英語表現と類義語
「下馬評」の英語の表現
次に「下馬評」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Rumor(下馬評)
【例文】
- I heard rumor(下馬評が聞こえてきた)
- His rumor seems to be high(彼の下馬評は高いようだ)
「Rumor」は「下馬評」の他に「噂」「~と噂する」という意味もあります。「rumor that」で「~という噂」「set a rumor afloat」は「噂を立てる」となります。
「下馬評」の類義語
「下馬評」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 前評判(まえひょうばん)
「前評判」は「ある物事が行われる前に噂にあがること」という意味で、色々な人に予想されるということですね。「下馬評」は関係のない人に評判を立てられることですが、「前評判」はその物事に関係ある人も噂を立て評価するということです。
「下馬評」の使い方

最後に「下馬評」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「下馬評で、彼は当選確実と言われていたんだ」
- 「下馬評を下げられて悔しかった」
- 「下馬評なんて気にするな、君の思うようにプレーしなさい」
- 「この馬は調子が悪く、下馬評は良くなかったが1着になった」
- 「無名だった選手が徐々に頭角を現し、下馬評に上がってきた」
「下馬評」は、物事のランク付けで使用されます。
「下馬評が(高い、低い)」「下馬評は(良くない)」などと使われることが多いですね。
「下馬評」はあてになる時もある
「下馬評」は、とある物事に直接関係のない人の噂・予想・評価のことを言うので、実際は全然違っていたり予想が大きく外れることもあります。関係者の専門的な評価の方が信憑性があるのですが、時として「下馬評」の方が大当たりで面白くなることもあるようです。賭け事などは特にそうで「下馬評」に掛けた人が大当たりをすることもあるでしょう。
関係していない人の評価はいい加減なところもありますが、余計な感情が入らないため物事をまっすぐ評価している場合もあります。
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