「最古参」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

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昔は就職したら、その職場に定年まで勤める人が非常に多く、それが当たり前の時代でした。

近年は私も含めですが、何度か転職を繰り返し一所にいる人は少ないと思います。

長く一つの場所にいるというのは、個人的に尊敬します。

何かしらの不満があるにせよ、その職場で長く勤めるということは、その職場のことを十分周知しているということです。

例えば、新人さんが入ってくれば上司に聞きにくいことでも、その人に安心して物事を訪ねることができますからね。

そんな存在の人のことを、「最古参」と言います。

この記事では、「最古参」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語表現をご紹介します。

 

 

 

「最古参」の意味と語源

 

「最古参」の意味

 

最初に、「最古参」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「最古参」は「さいこさん」と読みます。

「最古参」とは、「最も古くから、『ある職』や『仕事』に就いていること、または、その人」という意味です。

職場で一番長く、そこで働いている人を表わすことが多いですね。

 

 

「最古参」の語源

 

続いて、「最古参」の語源をご紹介します。

 

まずは「古参」という言葉ですが、「古くから参上して仕えている」ということです。

ずっと前からその職に就いていること、その立場にある、そこにいる、ということを表わしています。

使い方は、「古参の社員」「古参のファン」「古参に従う」「古参の意見」などです。

役職は関係なく、長くそこに仕えている人のことを言います。

そして「最」が付くことにより、「一番古い人」「一番長くいる人」という意味になるのです。

 

ちなみに「古参」の反対語は、「新参」です。新人社員などは、「新参者」と使われることが多いです。

 

 

 

「最古参」の使い方

 

次に、「最古参」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「最古参の職員に、過去の社員の話を聞いてみる」
  2. 「彼女は若いが、最古参の社員だ」
  3. 「ボランティアでは、その中の最古参に従うこととする」
  4. 「最古参なのに、何も仕事の内容が解っていない」
  5. 「僕は、最古参と言われることが苦痛に感じる」

 

「最古参」は年齢に関係なく、そこに一番長く居る人のことです。

「最古参の(社員)」「(彼がうちの)最古参だ」などと使われることが多いですね。

 

 

 

「最古参」の類義語と英語表現

 

「最古参」の類義語

 

それでは、「最古参」の類義語をご紹介します。

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  • 古株(ふるかぶ)
  • 長老(ちょうろう)

 

「古株」は、「古くからその会社にいる人」という意味で「古参」に似ており、「一番古い人」だけを表すのではなく、長く勤めている人に当てはまります。

「長老」は、「そこで古くから取り仕切っている人」のことを言います。長くリーダー的な存在として活動している人のことを表わします。

 

女性に対しては・・・

ちなみに類語ではありませんが、「お局様(おつぼねさま)」という日本語があります。

こちらは女性社員の中でその場を仕切る人、主に長く勤めている女性社員を「お局様」と呼ぶことが多いです。

自分の思うように周りを動かそうとしたり、新人の社員に嫉妬して嫌がらせをしたりする人もいます。

女性の場合、「最古参」と言われるより、嫌がらせなどしていなくとも「お局様」と呼ばれることの方が多いかもしれません。

 

「先駆者」も「最古参」に似ている三字熟語なので、ご紹介しておきます。

 

「先駆者」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

 

 

「最古参」の英語表現

 

最後に、「最古参」の英語表現をご紹介します。

  • Oldest(古参)
  • Oldest member of a group(最年長)
  • Senior member(長老、古顔)

 

【例文】

  • I will ask the oldest member of our company an opinion(うちの会社の最古参に意見を聞いてみよう)
  • He is the senior member of these facilities(彼がこの施設の最古参だ)

 

英語では「一番長く居る人」というよりも、「old(古い)」「Senior(古株)」のように年齢で「最年長」「長老」と表すことが多いです。

 

三字熟語の英語表現を、実践で使えるビジネス場面別でまとめました。

ビジネス英語で使える三字熟語のまとめ30選【英語勉強サイトもご紹介】

 

 

 

まとめ:「最古参」は頼られる存在

 

以上、「最古参」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 さいこさん
意味 最も古くから、「ある職」や「仕事」についていること、または、その人
語源 古参という「古くから参上している人」から。その中で最も長く居る人を表わすようになった。
類義語 ・古株(ふるかぶ)
・長老(ちょうろう)
英語表現 ・Oldest(古参)
・Oldest member of a group(最年長)
・Senior member(長老、古顔)

 

「最古参」は職場、組織などそこに一番長くいる人のことを表わしています。

長く居ると、どうしても新しい人に頼られる存在になります。

やはり、経験は財産なのです。

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