「皮算用」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

お年玉やボーナスの季節は色々な商品の広告も多くセールもやっているので、あれをこのくらい買って、あっちにはこのくらいの金額をかけて、と色々と考えを巡らせるものです。しかも、お金の入る数ヶ月も前から計画を立てたりするものです。
私も例に漏れず色々考えては修正し、買うものを追加するなどして何だかリッチになった気持ちになるのですが、こんな妄想をしていると人に「取らぬ狸の皮算用」と笑われるので、あくまでも自分の頭の中で考えています。
この記事では「皮算用」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「皮算用」の意味と語源

「皮算用」の意味

それでは「皮算用」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「皮算用」は「かわざんよう」と読みます。
「皮算用」とは「取らぬ狸(たぬき)の皮算用」を略したことで、「取らぬ狸の皮算用」は「手に入れていない物を当てにして計画を立ててしまう」ということです。

「皮算用」の語源

続いて「皮算用」の語源をご紹介します。

「皮算用」の「皮」は狸の毛皮のことを表しています。昔は狸を捕って皮を売って生活している人がいました。「算用」はお金や数量を計算することを言います。「皮算用」だけの意味合いは「物事が実現するか解らないうちから計算をする」ことです。
「皮算用」は「取らぬ狸の皮算用」という、ことわざの略語です。狸の狩猟に向かう前に捕れてもいない狸の毛皮を「何枚売ったらこれを買って、何枚売ったらあれを買おう」などと当てにして計算していたのですね。このことわざは「捕れてから計算したらよいものの、捕れてもいないうちから、あれこれ考えても仕方がないよ」という意味があります。
また狸は昔から人を騙すと言われているので、そんなところからも「狸の皮算用」と使われたのでしょう。人を騙すと言われている動物は「狐(きつね)」もそうですが「狐の皮算用」と言うよりは「狸の皮算用」という方が、狸に騙されるちょっと間抜けな人の印象があり「狸」となったのです。
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「皮算用」の英語表現と類義語

「皮算用」の英語の表現

次に英語で「取らぬ狸の皮算用」と同じ意味合いの言葉をご紹介します。

【例文】

  • Don’t count your chickens before they are hatched.(卵がかえる前にヒナを数えるな)
  • Catch your bear before you sell its skin.(熊の皮を売る前に、熊を捕まえろ)
  • First catch your hare(ウサギを捕ってから料理を考えろ)

英語でも「捕らぬ狸の皮算用」と似たようなことわざは、たくさんあるのです。
どの国でも「まだ手に入れてもいない物で儲けの計算をするのは早すぎる」ということを言っています。

「皮算用」の類義語

「皮算用」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 胸算用(むなざんよう)

「胸算用」は「心の中で計算をする」「心の中で見積もりをする」ということです。物事を行う時に胸の中で大まかに計算することを言います。
お買い物をする時も、買い物かごの中身を見ながら計算をしますよね。そのことを「胸算用」と言います。

 

「皮算用」の使い方

最後に「皮算用」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「宝くじを買う前から、取らぬ狸の皮算用をしている」
  2. 「家にあるお宝を売りに出そうと家探しをしながら、取らぬ狸の皮算用をした」
  3. 「ボーナスが入る前から、皮算用をしてはだめだよ」
  4. 「彼女は玉の輿に乗る前から、取らぬ狸の皮算用をしている」
  5. 「来年のお年玉で、パソコンを買う計画は取らぬ狸の皮算用だよ」

「皮算用」は「取らぬ狸の皮算用」を略して使います。
「皮算用(をした)」「皮算用(をしてはいけない)」などと使用されることが多いですね。

 

「皮算用」は、ついついしてしまう

「取らぬ狸の皮算用」を、人はついついしてしまいます。だってそれを励みにお金を手に入れようと働いているのですから。
来月のお給料で洋服を買おうなどと予定を立ててしまうのです。来月のお給料は入ることが確約されているのでまだ良いですが、手に入るか入らないかハッキリしないお金の使い道を計算するのは良くないです。しかも、見込みで先に何かを購入することは大変危険ですから、買いたい気持ちをぐっと堪えましょう。

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