「奇天烈」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

スポンサーリンク

この記事は、約5分で読むことができます。


世の中に不思議なことはたくさんありますし、不思議な人もたくさんいますよね。「不思議ちゃん」などと呼ばれたりする人もいるでしょう。普通には思いつかない発想をされたり、行動をしたり、考えられないような出来事が突然起きたりすることもあります。「変な出来事」の一言では済まされないことが世の中にはたくさん起きています。そのような「不思議」な出来事を、「奇天烈」という言葉で表すことが出来るのをご存知でしょうか?
この記事では「奇天烈」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

「奇天烈」の意味と語源

「奇天烈」の意味

それでは「奇天烈」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「奇天烈」は「きてれつ」と読みます。
「奇天烈」とは「非常に奇妙なこと」「不思議なこと」という意味です。
普通では見当たらない珍妙なことということです。

「奇天烈」の語源

続いて「奇天烈」の語源をご紹介します。

実は「奇天烈」の語源はハッキリしたものがありません。
江戸時代の頃より「奇妙奇天烈(きみょうきてれつ)」と使われてきたようですが、「奇妙」と「奇天烈」は同じ意味同志なので「不思議なこと」を強調して使われていたようですね。
「とってもとっても不思議なこと」という意味です。「奇天烈」は当て字とも言われています。「キテレツ」という言葉が「奇妙」と合わせると語呂が良かったため「奇妙奇天烈」と言うようになったという説がありますが、ハッキリしておりません。

「奇天烈」の英語表現と類義語

「奇天烈」の英語の表現

次に「奇天烈」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • strange(奇天烈)

【例文】

スポンサーリンク
  • He is the strange guy who does not match with a rotation(彼は周りと馴染まない奇天烈な奴だ)
  • Because a story is too strange, there cannot be it(話が奇天烈過ぎるので付いて行けない)

「strange」は「奇天烈」という他に「変な」「不思議な」「奇妙な」という意味があります。
他にも「奇天烈」は「odd」や「queer」で表現されることもあります。

「奇天烈」の類義語

「奇天烈」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 突飛(とっぴ)
  • 不思議(ふしぎ)

「突飛」とは「超風変りなこと」です。普通ではなくすごく変わっていることを現しています。
「不思議」は「通常では想像もできないこと」「説明がつかないできごと」という意味です。「不思議」とは「奇天烈」の意味合いそのものでもあります。

「不思議」は、こちらの記事に詳しく書いています。

「奇天烈」の使い方

最後に「奇天烈」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「あの学者は奇天烈な発想をして、世間を驚かせてばかりいる」
  2. 「うちの学校の奇妙奇天烈な話は、あっという間に広まっていく」
  3. 「彼女の行動は奇天烈過ぎて、近寄る者がいないほどだ」
  4. 「この夏休みは奇妙奇天烈なことが起こり、私たちはパニックに陥った」
  5. 「彼の奇天烈な発想に慣れてはいたが、今回は想像をはるかに超えていた」

「奇天烈」は、一般の人の想像をはるかに超えた出来事や発想を表しています。
「(奇妙)奇天烈な」「奇天烈な(行動)」などと使われることが多いですね。

 

「奇天烈」な言葉「奇天烈」

「奇天烈」は江戸時代からある言葉ということですが、ハッキリした語源が解らない言葉でした。しかし、意味もしっかりとしており、日常でも使われる言葉です。謎の多い言葉ですよね。そこがまた「奇天烈」という言葉の特徴なのかもしれません。奇妙な、不思議な、へんてこりんな言葉「奇天烈」ですが、アニメのタイトルにも「キテレツ大百科」とありますので、どことなく愛嬌のある言葉のような気がします。
変な人と呼ばれるのは抵抗がありますが、「奇天烈な人」と呼ばれとなんとなく、天才肌の気にもなってくるのも不思議なものです。

スポンサーリンク

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です