「助太刀」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

「父上の仇」とか時代劇で見たことがあります。でも相手はとっても強くて、太刀打ちなんてできません。仇(かたき)の命を奪わなくったっていいじゃないかと思うのですが、そういう訳にもいかない時代だったのでしょう。太刀打ちできない時は、物陰から突然強そうな人物が現れ、「助太刀御免」とか言って、ザックリやってしまうのですが、「助太刀」ってなんなのですかね?
最初から強い人が仇を打てば良かったじゃないか!と思ってテレビを見ていました。
この記事では「助太刀」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「助太刀」の意味と語源

「助太刀」の意味

それでは「助太刀」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「助太刀」は「すけだち」と読みます。
「助太刀」とは「加勢、援助する人」という意味です。
お手伝いをする人のことを表します。

「助太刀」の語源

続いて「助太刀」の語源をご紹介します。

「助太刀」は武士の時代に出来た言葉です。室町時代くらいからあり、敵討ち(かたきうち)のことをいう「仇討ち(あだうち)」や「果し合い」などで、刀を使い相手とやり合っていました。仇討ちをする人はされる人より力の弱いものが多く、子供や女性もいました。子供や女性は太刀打ちが出来ないので、そこへ「助太刀」として助力する人がいたのです。
簡単に仇討ちと言いますが、当時は藩や幕府など役所へ申請をしてからお許しをいただいて、仇討ちをしていたのです。「あいつ、気に入らないわ~敵だからやっつけよう」と思って刀で刺しても、単なる殺人犯で捕まるだけです。
仇討ちにはルールがあって、神社や寺以外の場所で討つことや子が親の仇を討つのは許されるけれどその逆は許されていない、そして「助太刀」も藩や奉行所など役所に許可を得てすることとなっていたのです。時代劇のように、通りがかりで「お助けします」とはできなかったのです。
「助太刀」は武士の時代が終わった明治にはなくなり、言葉だけは「加勢する、お手伝いする」ということで残りました。
「助」は「助ける」「補佐する」という意味があり、「太刀」は約60cm以上の長さのある「日本刀」のことをいいます。
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「助太刀」の英語表現と類義語

「助太刀」の英語の表現

次に「助太刀」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • help 又は、the help(助太刀)

【例文】

  • Shall we go for the help?(助太刀に行こうか?)
  • It was slow to come if I intended to help it(助太刀に来たけど間に合わなかった)

「help」は「助けて」、「the help」は「助ける」という意味です。日本語としても「ヘルプ」と通じます。「助太刀」は「assistance」という単語で表すことができます。

「助太刀」の類義語

「助太刀」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 掩護射撃(えんごしゃげき)
  • 助っ人(すけっと)

「掩護射撃」は「援護射撃」と書く時もあり、意味は「味方を敵の攻撃から救うために射撃する」「他人の言動を助けるために発せられる言葉」ということです。
「助っ人」は「手助けをする人」という意味で、現代の「助太刀」は「助っ人」という言葉に変化していますね。

 

「助太刀」の使い方

最後に「助太刀」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「兄貴に宿題の助太刀を頼もう」
  2. 「明日の草野球で絶対勝ちたいから、助太刀をお願いしたいんだ」
  3. 「僕は助太刀のつもりで加勢したけれど、必要がなかったようだ」
  4. 「僕も彼を許せないので、君の仕事の助太刀をしてギャフンと言わせたい」
  5. 「おぬしの仇討ちの助太刀ができるのはこの私だけじゃ」

仇討ちが無くなった現代で「助太刀」は変化して使われてきています。
「助太刀を(お願いする)」「助太刀を(する)」などと使用する場合が多いですね。

 

刀を使わない「助太刀」

武士の時代のような仇討ちが無くなりましたが、「負けた」とか「悔しい」という気持ちは現代でも残っています。
命を奪い合うことで決着を着けるのではなく、仕事や、スポーツなどで果たせば良いと思います。それに勝てないようならば強力な「助太刀」をお願いしてみましょう。

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