「満艦飾」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

派手に着飾った人が、街に一人や二人は必ずいます。洋服の上下がどちらも柄物で、女性ですと顔のお化粧も元の顔色が判らないくらい濃い人もいますよね。そのような人は遠くからでも、異様なオーラを発しているのか物凄く目立ちます。このような人のことを「満艦飾」と言いますが、友達が待ち合わせで「満艦飾」の風貌で現れたら他人のフリをしてしまいそうです。と言いますか、厚化粧の友達だと気が付かないかも知れません。
この記事では「満艦飾」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「満艦飾」の意味と語源

「満艦飾」の意味

それでは「満艦飾」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「満艦飾」は「まんかんしょく」と読みます。
「満艦飾」とは「身なりを派手に飾り立てる」という意味です。
たくさんの洗濯物をつるして翻(ひるがえ)させるということでもあります。

「満艦飾」の語源

続いて「満艦飾」の語源をご紹介します。

まずは「満艦飾」の漢字を一つずつご説明していきます。「満」は「満たす」「いっぱいになる」という意味で、一定の量に達するということです。次に「艦」は「船」のことですが、主に戦をする船のことを表します。「軍艦」「巨艦」「戦艦」などですね。最後に「飾」は「かざる」ということ、「外側の見映えをよくする」という意味です。
「満艦飾」それぞれの漢字の意味を合わせると「軍艦の外側の見映えよく満たす」ということになります。
「満艦飾」というのは停泊中の軍艦が、祝祭日などでお祝いの意を示す際に船の艦首(かんしゅ)から船の中心に立てたマスト、そして船の艦尾(かんび)まで軍艦旗や信号旗を連ねて掲げ飾ることを言います。その華やかな見た目から「身なりを派手に飾り立てる」という意味となりました。また、旗を沢山掲げているところが洗濯物をたくさん干しているようにも見えたので「洗濯物をつるして翻させる」という意味にも使われるようになっていったのです。
たしかに、船の旗は遠目で見ていると、洗濯物が風になびいているようにも見えます。
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「満艦飾」の英語表現と類義語

「満艦飾」の英語の表現

次に「満艦飾」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • Full ship decoration(満艦飾)

【例文】

  • The laundry is flowing like a full ship decoration(満艦飾のように洗濯物がたなびいている)
  • Her appearance was like a full ship decoration(彼女の身なりは満艦飾のようだった)

「Full」は「いっぱい」ということ、「ship」は「船」、「decoration」は「装飾」「飾りつけ」ということで「Full ship decoration」は「船いっぱいに飾りつける」ということになります。

「満艦飾」の類義語

「満艦飾」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • ケバイ(けばい)
  • 厚化粧(あつげしょう)

「ケバイ」というのは「ケバケバしい」という「派手で品のない」「派手で目立つ」の意味を持つ言葉を略したものです。
「厚化粧」は「化粧品を濃く塗って元の素顔も見えないこと」を言い、「ケバケバしい」「ケバイ」見た目になることです。

 

「満艦飾」の使い方

最後に「満艦飾」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「息子は何を血迷ったか、車を満艦飾に飾り立てて街中を走らせていた」
  2. 「彼女は満艦飾の風貌で、元の面影が微塵(みじん)もない」
  3. 「妻は満艦飾のような洗濯物を見て、主婦になったのだなと改めて思っているようだ」
  4. 「あの満艦飾の服装はどこから見ても目立つので、自分の母だと知られたくない」
  5. 「満艦飾の化粧で現れた彼女に、やや引き気味になった」

「満艦飾」は、派手に飾り立てた服装やお化粧のことを主に表しています。
「満艦飾に(飾り立てる)」「満艦飾の(服装)」などと使われることが多いですね。

 

「満艦飾」の美しさを受け入れられない

元々、華やかな旗が連なることが語源で美しかったはずの「満艦飾」、今では「派手に飾り立てた」や「化粧が濃い」などと少しネガティブな表現で使用されることが多くなっています。
あまりにも派手に飾ると、「侘び寂び」の心をもつ日本人には、やはり受け入れてもらえないことがあるようですね。

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