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仕事をしているとき、繁忙期で猫の手も借りたい時期ってありませんか?
毎日が残業で買える時間が遅いのです。猫の手なんか借りたら余計に忙しくなりそうですが、人間の助っ人であれば喉から手が出るほど欲しいでしょう。その人がその仕事のスペシャリストであれば尚更、有り難いもので「百人力」と言ってしまいます。
あれ?一人なのに「百人力」ってどういう意味でしょうか。
この記事では「百人力」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「百人力」の意味と語源
「百人力」の意味
それでは「百人力」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「百人力」は「ひゃくにんりき」と読みます。
「百人力」とは「百人分の力を持っている」という意味です。
強力な援助で100人分の力を得たように心強くなることです。
「百人力」の語源
続いて「百人力」の語源をご紹介します。
最後に「力」は「もともと生き物が持っている、物を動かす動き」「物事をする時に助けること」「学問、芸事、スポーツなどの能力」など様々です。
「百人力」とは本当に百人集めた力のことを言うのではなく、「百人くらい集めたような力」を持っている人が助けに来てくれて、心強く思う時に使われます。
「百人力」の英語表現と類義語
「百人力」の英語の表現
次に「百人力」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Feeling reassured(百人力)
【例文】
- Because you came, it is feeling reassured(君が来てくれたから百人力だ)
- Her helper was feeling reassured(彼女の助っ人は百人力だ)
「Feeling reassured」の「Feeling」は「感覚」「感じ」という意味です。「reassured」は「安心」という意味で、「Feeling reassured」は直訳で「安心感」です。
「feel reassured」で「安心する」という意味で使われます。
「百人力」の類義語
「百人力」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 千人力(せんにんりき)
- 鬼に金棒(おににかなぼう)
「千人力」は「千人分の力を持っている」「非常に力がある」という意味で「百人力」とほぼ同じ意味合いがありますが、百よりも千の方が力強いです。しかし、よく使われているのは「百人力」です。
「鬼に金棒」は「普通に強い人が何かの条件で更に力を増す」ということです。「百人力」は他人の力を心強く思うことですが、「鬼に金棒」は自分の力に他の何かが加わり、力を増すことです。
「百人力」の使い方
最後に「百人力」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「ソフトボールの試合に助っ人でやってきた彼女は百人力で、校内で優勝してしまった」
- 「業務が忙しすぎるので、百人力の人材が欲しい」
- 「彼が来たから百人力と思って、私は少し楽をさせてもらった」
- 「あなたがいてくれれば百人力で心強い」
- 「引っ越し屋さんは頼まずに、百人力の彼らを助っ人で頼んだ」
「百人力」は百人の力を持つほどの人が助けに来て心強く思うことです。
「百人力の(人)」「百人力で(心強い)」などと使われることが多いですね。
「百人力」はヒーロー
「百人力」は一人や数人の力が百人の力ほどもあり、大変力強いことを表しています。物理的に物を動かす力だけではなく、知識・教養・芸事・スポーツや精神的なことでも助けてくれる力が強ければ「心強い」と思うものですね。
体力はなくても、大切な人を助けるために「百人力」でそばにいることも心強いと思います。「百人力」の人の存在は「ヒーロー」と同じかもしれませんね。
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