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私はそれほど足が速くはありません。
しかし小学校のある年の運動会の時、100m走で1位になったことがなります。
いつも「絶対1位の人」がいたのですが、その人に勝てたのです。
その時は渾身の力で走ってみようと思って走りました。しかし、ものすごく疲れました。
1位を取る人はこんなに疲れるものなのかと思い、それからは80%くらいで走るようになりました。
「韋駄天走り」は才能であり、私は「韋駄天」ではないことがわかりました。
この記事では「韋駄天」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「韋駄天」の意味と語源
「韋駄天」の意味
それでは「韋駄天」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「韋駄天」は「いだてん」と読みます。
「韋駄天」とは「足がすごく速い」「走るのが特別に速い」という意味です。
速い走りをすることを「韋駄天走り」と言われます。
「韋駄天」の語源
続いて「韋駄天」の語源をご紹介します。
足の速い神様と呼ばれているのには、お釈迦様の「仏舎利(ぶっしゃり:お釈迦様の遺骨)」を魔物が盗んだ際に足の素早さで捕まえ、仏舎利を取り戻したという話があります。
このことから「韋駄天」は足の速い人のことを言うようになり、「韋駄天走り」と表現するようになりました。
また、来客者に食事を振る舞って心からおもてなしをすること、このことを「御馳走(ごちそう)」と言いますよね。
「韋駄天」はお釈迦様のために、方々を駆け回って食べ物を集めたというのです。「御馳走」、「馳走」という言葉はここから始まりました。
「馳走」は「お世話すること」「面倒をみること」「ある目的を達成するために方々を駆け回る者」という意味もあります。
「韋駄天」の英語表現と類義語
「韋駄天」の英語の表現
次に「韋駄天」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Skanda heaven(韋駄天)
- great runner(韋駄天)
【例文】
- He went away in the Skanda heaven run(彼は韋駄天走りで去っていった)
- Running sore, such as the Skanda heaven(韋駄天のような走りっぷり)
「Skanda heaven」は「スカンダヘブン」と読み、ヒンドゥー教の神の名前です。また「韋駄天」は走りが素晴らしい人のことを言うので、「偉大なランナー」という意味もある「great runner」も「韋駄天」と訳されることがあります。
「韋駄天」の類義語
「韋駄天」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 俊足(しゅんそく)
- 神速(しんそく)
「俊足」は「足の速い」という意味もありますが、「優れた才能をもった人」という意味もあります。
「俊足」は「駿足」とも書き、こちらは馬の脚の速さで使用されることが多いです。
「神速」とは「人間業とは思えないほど速い」ということです。
「神速」は走ることだけを限定しておらず、様々なことが速いということです。
「韋駄天」は足の速さのことだけを指します。
「韋駄天」の使い方
最後に「韋駄天」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼は小さいころから韋駄天のような走りで、陸上界のプリンスだった」
- 「私は韋駄天走りで彼を追いかけたが、見つけられなかった」
- 「いつも韋駄天のように走りました。しかし、世界にはもっと速い人がいるのです」
- 「私の取り柄は、韋駄天のように足が速いことくらいです」
- 「犬に追いかけられ、韋駄天走りで駆けた」
「韋駄天」は、速く走ることや人のことを言います。
「韋駄天走りの」「韋駄天の(ように)」と使う場合が多いですね。
「韋駄天」の走り方ができるならば
「韋駄天」の神様は、その足の速さで仏に尽くしています。
もし私が「韋駄天」と呼ばれるほど足が速いのであれば、その速さを活かし誰かの役に立てたらと思います。
あなたがもし「韋駄天」であるならば、その足の速さで多くの人のお役に立ってくれることを願います。
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