「名伯楽」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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どんな人でも、一つや二つは人よりも秀でた才能を持っています。沢山の才能を持って生まれてきた人もいます。手先が器用、話をすると人を癒せる、お店に入ると人が集まる、人の誕生日を覚えるのが得意など才能は大小様々です。でも、生きているうちにその才能が開花することはないかもしれません。自分で見つけられる人はとてもラッキーな人です。私はいつも自分の持っている才能を考えてしまいます。でも何か一つは必ずある才能を考えても未だに発見できないのです。こんな時、近くに「名伯楽」がいれば・・・と思います。
この記事では「名伯楽」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「名伯楽」の意味と語源

「名伯楽」の意味

それでは「名伯楽」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「名伯楽」は「めいはくらく」と読みます。
「名伯楽」とは「優れた素質を持っている人を見分ける人」「人の能力を見抜き引き出して育てる」という意味です。
目利きの優れている人のことを言います。

「名伯楽」の語源

続いて「名伯楽」の語源をご紹介します。

中国の春秋時代に、姓は孫(そん)で名前は陽(よう)という人物がいました。秦の穆公(ぼくこう=君主)に仕えて、馬の育成が上手で駿馬(しゅんめ=足の速い馬)かどうかの見極めも優れていました。
馬の調教や獣医としての腕もあったため、「伯楽(はくらく)」という字(あざな)を付けられました。字は学者や文人が本名以外につける別名のことです。「伯楽」は中国の星の名前で、「天馬を守る星」という意味です。
それほどまでに馬のことを知り尽くしていたのでしょう。「伯楽」が目をかけて育成した馬は素晴らしい駿馬に育つと言われていました。そこから「馬、牛の素質を見る目がある人」「人の才能がわかる人」「才能を見つけ出し育てるのが上手な人」を「名伯楽」と呼ぶようになったのです。
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「名伯楽」の英語表現と類義語

「名伯楽」の英語の表現

次に「名伯楽」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • Excellent cattle appraiser(名伯楽)

【例文】

  • I caught eye of the excellent cattle appraiser (名伯楽の目に留まった)
  • As for the excellent cattle appraiser, making certain of the talent is splendid(名伯楽は才能の見極めが素晴らしい)

「Excellent」は「優秀な」という意味で、「cattle appraiser」は「牛の鑑定士」という意味があります。「名伯楽」の英語「cattle appraiser」は「家畜」という意味で使用されています。

「名伯楽」の類義語

「名伯楽」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 有識者(ゆうしきしゃ)
  • 老練家(ろうれんか)

「有識者」は「学問があり、広く物事を知っている人」という意味です。「老練家」は「物事の特別な知識や能力があり巧みな人」という意味があります。
どちらも何かの物事について知識が豊富な人を指します。

 

「名伯楽」の使い方

最後に「名伯楽」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「うちの芸能事務所の社長は昔、名伯楽と呼ばれていた」
  2. 「この牧場も、名伯楽である君のお父さんのお陰で大きくなった」
  3. 「一目見て才能を見極めることができる名伯楽こそ、素晴らしい才能を持っている」
  4. 「私はこの馬を育て、G1で優勝させて名伯楽と呼ばれることが夢だ」
  5. 「名伯楽が目を留め、才能を見いだされる人は幸運だ」

「名伯楽」は、才能を見極める人のことを指す時に使います。
「名伯楽と(呼ばれた)」「名伯楽が(目を留める)」などと使用されることが多いですね。

 

「名伯楽」に見初められたい人は

才能を見極める能力を持っている人が「名伯楽」と呼ばれます。スポーツの指導者、会社の上司などにも「名伯楽」はいるでしょう。「名伯楽」に見初められ指導されたら才能が伸びるのです。
才能を見極めてもらうには、まず、色々な物事に挑戦していかなければなりませんね。そこで、もしかしたら運命的に「名伯楽」に出会い「君は素晴らしい才能がある!」と言われるかもしれませんね。

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