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何か物事で、自分だけの「主張」や「意見」があるか?と聞かれると難しすぎて「は?」となりますね。私もそんな「主張」することなんて、急に聞かれても「ありません」としか答えられないです。この自分の「主張」や「意見」が「一家言」という言葉らしいのですが、ますます難しいです。
意外と「一家言」をみんな持っているのだそうです。では「一家言」とはなんでしょうか?
この記事では「一家言」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「一家言」の意味と語源
「一家言」の意味
それでは「一家言」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「一家言」は「いっかげん」と読みます。
「一家言」とは「その人独自の意見」という意味です。
「独自の見解」や「主張」、また、「ひとつの見識」ということでもあります。
「一家言」の語源
続いて「一家言」の語源をご紹介します。
「今まであった本を全部読んできたけど、その内容を把握したうえで捕捉をし、自分の意見をこの「史記」に記したのです」と司馬遷は言いたかったのです。
「一家言」は勝手気ままな自分の意見ではなく、色々な知識を持ったうえで、自分の言いたいことがありますよ、ということなのです。
「一家言」の英語表現と類義語
「一家言」の英語の表現
次に「一家言」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Personal view(一家言)
【例文】
- He seems to have a personal view about how to raise plants(彼は植物の育て方に関して一家言あるようだ)
- I have a personal view toward fried rice(私はチャーハンに一家言持っている)
「Personal」は「個人の」「個人的」という意味で使われます。「personal trainer」などと使用しますね。「view」は「眺める」「見る」という意味です。
「Personal view」は直訳すると「個人的に見る」ということになります。
「一家言」の類義語
「一家言」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 持論(じろん)
「持論」は「あることに対して、前からその人が持っている独自の意見」という意味です。
「一家言」の使い方
最後に「一家言」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「私は明日の予定を思い付きではなく、一家言でご提案しています」
- 「昔、猫を飼っていたので猫に好かれる方法を一家言、持っている」
- 「彼女は恋愛について一家言持っているので、中々落としにくいと思うよ」
- 「ラーメン食べるなら、僕の一家言を聞いてからにしてくれ」
- 「テレビで、建築物の専門家が一家言を述べている」
「一家言」はある事柄について知ったうえで独自の意見を持っているということです。
「一家言(持っている)」「一家言を(述べる)」などと使用されることが多いですね。
「一家言」は単なる意見ではない
「一家言」はある事柄についてこだわりがある人が独自の意見や主張を持っていることで、今知った事柄について「それはこうじゃない?」と意見を述べても「一家言」にはなりません。
「独自の意見」というと難しい感じもしますが、実は「ラーメンの出汁について」や、「温泉に入る順番」などで自分が知りつくし、意見があるならばそれは「一家言」となるのです。あなたの「一家言」はありましたか?
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