「一本気」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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自分が飽きっぽい性格だと思い始めたのは最近で、以前は結構「職人気質」じゃないかと勘違いしていました。手先が器用で何かを造ることが好きなことと、「職人気質」というのは、違ったようです。
あなたは「職人」というと、どんな人を思い浮かべますか?私は「頑固」「集中力が半端ない」といった感じですが、「一本気」という言葉を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
この記事では「一本気」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「一本気」の意味と語源

「一本気」の意味

それでは「一本気」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「一本気」は「いっぽんぎ」と読みます。
「一本気」とは「物事を純粋に思い込む性質」という意味です。
「ひたむきに」「いちずに思い込む」様子を表します。

「一本気」の語源

続いて「一本気」の語源をご紹介します。

「一本気」を二つの言葉に分けます。
まず、「一本」の説明ですが、「物の数え方」「一つの方向」「一筋」という意味があります。「一本気」の場合は「一つの方向」「一筋」という意味で使用されています。「この道一本」「芸一本」などという言葉で、使われることが多く「一途に」「一筋に」ということです。次に「気」は意味合いがたくさんあるのですが、「一本気」の意味は「気持ち」なので「精神」「意識」「こころ」ということになります。「一本気」は「ひとすじの精神」ということです。
良くいえば「一途な気持ち」ですが、悪く言えば他には目もくれない「頑固者」ということですね。

「一本気」の英語表現と類義語

「一本気」の英語の表現

次に「一本気」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

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  • single‐minded(一本気)

【例文】

  • He has a single-minded character(彼は一本気な性格だ)
  • Single-minded father likes it(一本気な父が好きだ)

「Single」は「一つの」という意味です。「minded」は「心」「気質」「熱心な」という意味があります。
「Single-minded」は直訳だと「一つの心」ということですが、「ひたむき」や「一つの目的に向かう」といった使われ方もします。

「一本気」の類義語

「一本気」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 一本槍(いっぽんやり)

「一本槍」は「目標や手段を絞り、最後までそれ一つで貫こうとする」という意味と、「ただ一つの得意技」という意味もあります。「一つで貫く」というのは「一本気」の「一途」と同じですね。

 

「一本気」の使い方

最後に「一本気」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「彼の仕事に対する一本気には、周りのみんなも驚いている」
  2. 「一本気な人が目標を失うと怖い気がする」
  3. 「職人は一本気な人が多いけど、頑固なおやじも多い」
  4. 「彼女の一本気は時として、周りを困らせることがある」
  5. 「この一本気な性格は、大工のじいちゃんにそっくりだ」

「一本気」は一途で一筋な、物事や人を表します。
「一本気な(人)」「一本気な(性格)」などと使われる場合が多いですね。

 

「一本気」になるのはむずかしい

「一本気」というのは中々なろうと思っても、なれるわけではありません。何か一筋に突き進むことは難しいことですし、人は迷う生き物だからです。「よし、この道で生きていこう」と考えてずっと一筋で、わき目も振らずに進める人がどれほどいるでしょうか?
「自分の人生この道で本当に合っているのだろうか」という思いは、多くの人にとっていくつになっても消えない永遠のテーマだと思います。それを突き進めることができる人は、生まれながらにして「一本気」なのです。

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