「一辺倒」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

私は、食べ物や飲み物で冒険することが中々できません。
このメーカーのこの商品でなければ、味が自分に馴染み過ぎて変えることが難しいのです。
たまに「いただき物」で、自分がいつも買っているメーカー以外の商品を手にすることがあり、そちらがとてもおいしい場合はやっと殻を破って他の商品も見るわけですが、そのようなチャンスがない物に関しては「一辺倒」で商品棚の前で迷うことがありません。
もっと気軽に冒険してみたいとは思うのですが、味で失敗した時にすごく落ち込んでしまいます。でも、いつまでも「一辺倒」ではいけませんよね。
この記事では、「一辺倒」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「一辺倒」の意味と語源

「一辺倒」の意味

それでは、「一辺倒」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「一辺倒」は「いっぺんとう」と読みます。
「一辺倒」とは、「ある方針や方向に心を傾けて他には見向きもしないこと」という意味です。
一途ということですね。
「通り一遍(通りがかりに立ち寄っただけ・うわべだけのこと)」という言葉が「通り一辺倒」という言葉で間違えて使われるようですが、全く関係がありませんのでお気を付けください。

「一辺倒」の語源

続いて「一辺倒」の語源をご紹介します。

「一辺倒」は中国の儒学者の朱熹(しゅき)と呂祖謙(りょそけん)他4人の学者がまとめた朱子学(しゅしがく)の入門書である「近思録(きんしろく)」の中にあります。
「一辺に救い得れば、一辺に倒れ了る」
これは頭の賢い人のことを酔っ払いの介抱に例えたのですが、「賢い人と話すというのは、倒れている者(酔っ払い)を片方から引っ張り助ければ、片方へひっくり返るというようなもの」ということです。

知識のある人は片寄った考えをしてしまい、他が見えなくなるということを言っています。
そしてこの「一辺倒」は、中国の政治家毛沢東(もうたくとう)が論文で使用し、日本でも様々なシーンで使用することが多くなりました。

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「一辺倒」の英語表現と類義語

「一辺倒」の英語の表現

次に「一辺倒」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • complete devotion(首っ丈、一辺倒)

【例文】

  • I am classic complete devotion(私はクラシック一辺倒です)

「complete」は「完全、全部、完璧」などという意味です。ゲームなどでよく「complete」と使用しますね。「Devotion」は「献身、深い愛情」という意味があります。
「complete devotion」は「首っ丈」という意味もあり、これは「首までどっぷり浸かる」ということです。
「一辺倒」も一方に心を傾けているので何かに「ハマる」ということでしょう。

「一辺倒」の類義語

「一辺倒」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 偏重(へんちょう)

「偏重」は「かたよって、ある一方ばかりを重んずること」という意味です。重んずるということは、自分の価値観で物事を大切にしたり、敬うことです。
「偏重」は、「一辺倒」の意味よりもさらに重みが増しますね。

 

「一辺倒」の使い方

最後に「一辺倒」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「ずっとスキー一辺倒でやってきたのだから、ウインタースポーツはそれ以外考えられない」
  2. 「彼は普段から仕事一辺倒だから、一緒にいると疲れてしまう」
  3. 「そんな一辺倒な考え方だから、古臭いと言われるんですよ」
  4. 「飛行機が嫌いなので、国内の移動はもっぱら電車一辺倒になってしまった」
  5. 「日本酒一辺倒だった父に久しぶりに会って晩酌を付き合ったら、なんとワインも飲んでいた」

「一辺倒」はある方向に気持ちが片寄って向いてしまっている場合に使用されます。
「一辺倒(になる)」「一辺倒(だから~)」などと使用さることが多いですね。

 

「一辺倒」は周りが見えない

「一辺倒」は心がある物事に片寄って入り込んでいるので周りが見えません。
一途な気持ちや、物などに対する拘り(こだわり)があり、集中力が強いのです。
ですが、「一辺倒」では他の物事が見えず、自分の見ているものの悪い部分は中々見えてこないので大変危険です。
「一辺倒」も大切ですが、他のことにも目を向けていけると良いですね。

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