「風雲児」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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あなたの近くにちょっと変わった人はいませんか?

変わった人といっても、人々に良い影響を与える、良い環境の変化をもたらす人です。

ちょっとしたエッセンスを振りまいて、その環境を今までと違うものに変えて行ける人は少ないと思います。そのような人は英雄とされ、世の中で大活躍して行くのです。

急にどこからか現れ、誰も考えなかったこと、やろうとしなかったことを普通にやってのけ風のように辺りをかき乱して行きます。

この記事では「風雲児」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

「風雲児」の意味と語源

「風雲児」の意味

それでは、「風雲児」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「風雲児」は「ふううんじ」と読みます。

「風雲児」とは「世の中の変動に乗って活躍する英雄」という意味です。

時代の波に乗り、活躍できる人のことを言います。

「風雲児」の語源

続いて「風雲児」の語源をご紹介します。

「風雲児」を二つの言葉に分けてご説明していきましょう。

まずは「風雲」ですが、「かぜぐも」と呼ばれ、そのまま大気中の「風」と「雲」を表す言葉ではありますが、その他に「自然」や「龍が風と雲に乗って空を昇るように英雄が現れる様子を表す」という意味もあります。「風雲児」はこの「龍が風と雲に乗って空を昇るように英雄が現れる様子を表す」という意味が強いです。

「児」という「こども」「年少者」をあらわす言葉を付け、「時代に乗って活躍する人」がこの世に生まれ出たように聞こえます。「児」という漢字にすることで、急に新しくポンと生まれ出たかのような表現になるのです。

「風雲児」はじわじわと時間をかけて頭角を現す雰囲気ではありません。勢いがすごく活躍が目覚ましいのです。

 

「風雲児」英語表現と類義語

「風雲児」の英語表現

次に「風雲児」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • lucky adventurer(風雲児)

【例文】

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  • He was called a lucky adventurer(彼は風雲児と呼ばれた)
  • A lucky adventurer appeared, and the industry was full of vigor and overflowed(風雲児が出現し業界が活気に満ち溢れた)

「lucky」とは「幸運な」という意味です。日本語でも「ラッキー」と日常的に使われていますね。「adventurer」は「冒険家」。「lucky adventurer」は「幸運な冒険家」という直訳になります。

「adventurer」は「野心家」や「策士」という意味もあります。

「風雲児」の類義語

「風雲児」の類義語をご紹介します。

  • 時代の寵児(じだいのちょうじ)

「時代の寵児」とは「時代に合った才能を発揮する人」ということで、その才能で人々にもてはやされます。

「風雲児」とよく似ていますね。違いとしては「風雲児」は必ずしも人々からもてはやされるわけでは無いということです。しかし、「風雲児」は才能は有りますし、英雄です。「寵児」は「可愛がられ人気がある」ということです。

 

「風雲児」の使い方

最後に、「風雲児」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「一昔前、IT業界は風雲児と呼ばれる人がたくさんいた」
  2. 「彼は、法曹界の風雲児と呼ばれたこともあった」
  3. 「この業界に革命を起こした風雲児は、新たな道に突き進んでいる」
  4. 「風雲児がやってきて、テレビでたくさん取り上げられ注目を集めている」
  5. 「僕も、以前は風雲児と呼ばれた一人だった」

「風雲児」は、その業界で才能を発揮し、活躍する英雄です。

「風雲児と(呼ばれる)」「風雲児が(現れた)」などと使用されることが多いですね。

 

「風雲児」の使命

どの業界でも「マンネリ」というのはあります。伝統を重んじる業界では「マンネリ」が多く、人気商売だとお客様が離れていく危険もあります。伝統を守らなければならないのですが、それが返って時代に合わなく廃れていくこともあります。

そこに現れて新たな革命を起こすのが「風雲児」です。

伝統を守りつつも新しいことに挑戦し注目を集めることは普通の人が考えてできることではありません。まさに龍が天に昇るように、「風雲児」は何かしらの使命をもって、生まれてきた人なのです。

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