「寿限無」とは？意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

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毎年、子供の名前ランキングが発表され、トップを見ると時代の流行りが垣間見れますね。

かと思えば、古典的な名前も改めて良いなと思うのか10位以内に入っていることもあります。

自分の子供には、「こんな名前、あんな名前」を付けたいと考えたりしませんか？悩んで名前を付けた、という人も多いでしょう。カッコイイ、かわいい名前。
先祖代々この漢字を付けているとか、将来こうなって欲しいなど名前の付け方は様々です。

近頃はキラキラネームとかDQNネームなどと言われる、漢字に当て字をした名前も多いですね。親の自己満足だとか言われることがありますが、それでも親心に変わりはないのかとは思います。

そして、「寿限無」という言葉も子を思う親心から生まれた言葉であり、一つの「名前」です。

この記事では、「寿限無」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語表現をご紹介します。

「寿限無」の意味と語源

最初に、「寿限無」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「寿限無」は「じゅげむ」と読みます。

「寿限無」とは、「落語の演目の一つで、寿命が限りない」という意味です。

落語の「寿限無」は子供の名前をお坊さんにお願いし、候補に上がったものを全てつけてしまったという話です。

続いて、「寿限無」の語源をご紹介します。

「寿限無」は落語の演目ですが、元々は仏教語の「無量寿」という言葉をもじったのではないかと言われています。「無量寿」も「限りない命」という意味です。

落語の「寿限無」は、「生まれた子供に縁起のいい、長生きをする名前を付けたい。というところから、お坊さんに名前を考えてもらい、いくつか候補に挙がったものを全てつけてしまった」という笑い話で、噺家（はなしか）さんによってその後の展開の内容がかわってくるようです。

例えば、長い名前の子供がトラブルに遭い、長い名前を呼んでいる間に大変な事件へ発展してしまうなどです。

候補に挙がった長い名前は、「寿限無、寿限無、五劫の摺り切れ（ず）、海砂利水魚の水行末、雲行末、風来末、食う寝る所に住む所、薮ら柑子ぶら柑子、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助」

なんだか、さっぱり解りませんね。これ、全て名前の候補なんてセンスが良いのか悪いのか。

次に、「寿限無」の使い方ですが、特にありません。

というのも三字熟語ではありますが、「寿限無」は落語の演目であり、話し言葉として使うものではないからです。

強いて言うのであれば、前項の語源で挙げた以下の言葉になります。

「寿限無、寿限無、五劫の摺り切れ（ず）、海砂利水魚の水行末、雲行末、風来末、食う寝る所に住む所、薮ら柑子ぶら柑子、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助」

落語以外に、まず使うことはありませんね。。

それでは、「寿限無」の類義語をご紹介します。

「寿限無」は上方落語で「長名」または「長名の倅（ちょうめいのせがれ）」ということもあります。

内容は同じです。長い名前の息子のことです。

最後に、「寿限無」の英語表現をご紹介します。

「寿限無」は落語の演目ですから、英語でも「Jugemu」です。

あえて、「寿限無」の「限りない命」を英語にすると「Endless life」となります。

三字熟語の英語表現を、実践で使えるビジネス場面別でまとめました。

以上、「寿限無」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

読み方	じゅげむ
意味	落語の演目のひとつで寿命が限りない
語源	大事な子供が生まれ長生きしてほしいという願いを込め、お坊さんにいくつか名前の候補を挙げてもらったところの一番目に来た言葉
類義語	長名（ちょうめい）
英語表現	・Jugemu（寿限無）・Endless life（終わりのない人生）