「臨場感」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

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ラジオや落語など映像がなく、人の話声だけで頭の中に映像を思い浮かべることがありますね。小説などは自分で読みますが、それも勝手に頭の中で、その場に居るかのようにストーリーが展開されていきます。

ただ思い浮かべるのではなく様々な感情が伴い、そして感動します。小説なんかは暫くの間、その世界にどっぷりハマってしまうものです。

そして、映像を見てさらに「臨場感」は増すのではないでしょうか。4Dの映画は本当にドキドキしますよね。その場に居なくても、そこにいる気分になれる「臨場感」とはどんなことなのでしょうか。

この記事では、「臨場感」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語表現をご紹介します。

 

 

 

「臨場感」の意味と語源

 

「臨場感」の意味

 

最初に、「臨場感」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「臨場感」は「りんじょうかん」と読みます。

「臨場感」とは、「実際にその場に居るかのような感じ、感覚」という意味です。

その物事を体験している、実際に見ているという感覚です。

 

 

「臨場感」の語源

 

続いて、「臨場感」の語源をご紹介します。

「臨場感」を「臨場」と「感」に分けて説明していきます。

まず「感」からですが、「心が動くこと」「心を動かすこと」という意味で、心というか気持ちが動くことを表す言葉です。動くというのは実際に目で見てわかるものではありませんが、ドキドキしたり、怒ったり、悲しんだり、喜んだりと心の状態を表しています。

「~感」という言葉はたくさんあります。「達成感」「優越感」「安心感」などなどです。そして「臨場感」もその一つとなります。

では「臨場」ですが、「その場に臨むこと」という意味です。

警察のテレビドラマで「臨場する」などと多く聞かれますよね。事件現場に臨むということです。

「臨」という漢字が「臨む」「その場にいる」という意味なので、「臨床」や「臨終」「臨機」などの言葉があります。今の時代リモートワークなど離れたところから仕事をしたり、テレビ電話などで様子伺いをしたりしますが、「臨」はそれとは逆で「その場にいる」ということです。

そして、リモートが増えたことにより「臨場感」が重要になりつつある時代ですね。

 

 

 

「臨場感」の使い方

 

次に、「臨場感」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「臨場感あふれるアトラクションは、この遊園地のメインでもある」
  2. 「昨日見た映画は、本当に臨場感がある作品だった」
  3. 「君の話はとても面白く、臨場感のある内容だ」
  4. 「臨場感を出すにはどうしたらよいか、昨晩チームで話し合いを徹夜で行った」
  5. 「この絵画を見たとき、とてつもない臨場感に襲われ背筋が凍り付いてしまった」

 

「臨場感」は現実のことではなくとも、その世界に居るかのような感覚になることです。

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「臨場感が(ある)」「臨場感を(出す)」などと使われることが多いですね。

 

 

 

「臨場感」の類義語と英語表現

 

「臨場感」の類義語

 

それでは、「臨場感」の類義語をご紹介します。

  • 躍動感(やくどうかん)
  • 大迫力(だいはくりょく)

 

「躍動感」とは、「いきいきとし、その動きがよくわかる様子」ということです。活気があり、見ている人にいきいきとした雰囲気が、よく伝わっているということです。

「大迫力」とは、「迫ってくる印象が強く伝わっている」という意味です。「迫力」が大きいということです。

どちらの言葉も「臨場感」と似ていて、実際にその場にあるもの、起こっていること。またはその場ではなくとも、空想のことであろうとも、心に強く感じるときに使われる言葉です。

 

 

「臨場感」の英語表現

 

最後に、「臨場感」の英語表現をご紹介します。

  • There is a sense of reality(臨場感のある)
  • Presence(臨場感が)

 

【例文】

  • I want to see a movie with a sense of reality(臨場感のある映画が見たい)
  • This sense of presence is irresistible (この臨場感がたまらない)

 

「of reality」で「現実の」という意味です。「臨場感」は現実のような感覚なので、「There is a sense」がつくことで「現実のような感覚」という意味になります。

「Presence」は「面前」という意味で、「目の前」「見ている前」という日本語の意味合いで使われ、「見ている前の感覚」「目の前にある感覚」ということを表しています。

 

 

 

まとめ:身近にある「臨場感」

 

以上、「臨場感」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 りんじょうかん
意味 実際にその場に居るかのような感じ、感覚
語源 その場にいる、臨むという言葉と、そのような気持ちに心が動くということ
類義語 ・躍動感(やくどうかん)
・大迫力(だいはくりょく)
英語表現 ・There is a sense of reality(臨場感のある)
・Presence(面前)

 

「臨場感」は、物事が起こっているその場に居るような気分になることでした。

電子機器などの技術がとても発達していますが、自分の話し方や、書き方でも「臨場感」はでます。そんな風に自分のスキルを磨くのもいいですね。

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