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あなたは、ほんの少しでも隠し事をしたことはありませんか?
小さな隠し事なのに、心はとても大きな隠し事をしている気持ちになるときがあります。そしてそんなときは必ずと言っていいほど隠し事をしている相手に見破られるのです。まるで「千里眼」で見られているかのようです。その力がすごいなと思い少し怖くなるのですが、私の顔に「隠し事していま~す」と書いてあるのかもしれませんね。
そして「千里眼」の能力があればいいなと私も憧れることがあります。
この記事では「千里眼」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「千里眼」の意味と語源
「千里眼」の意味
それでは「千里眼」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「千里眼」は「せんりがん」と読みます。
「千里眼」とは「遠く離れた土地の出来事や未来を見通す力」「人の心の中を見通す能力」という意味です。
隠れて見えないものが見える透視の能力とも呼ばれます。
「千里眼」の語源
続いて「千里眼」の語源をご紹介します。
これが「千里眼」の語源です。
しかし、実際に見える人はいませんね。人のもつ能力ではないです。
「千里眼」を持っているのは、「広目天(こうもくてん)」という仏教の天にいる仏神で四天王の一つと言われています。
また、「千里眼」という名の媽祖(まそ)という天女の手先となって働く鬼もその名の通り「千里眼」の能力を持っており、順風耳(じゅんぷうじ)という、どんな遠くの音でも聞きこえる地獄耳の鬼と対で媽祖に仕えています。
「千里眼」の英語表現と類義語
「千里眼」の英語の表現
次に「千里眼」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Clairvoyance(千里眼)
- Clairvoyant(千里眼の)
【例文】
- Because she has clairvoyance, I cannot do a hidden thing(彼女は千里眼を持っているから隠し事はできない)
- Because they are clairvoyant, my eyes can project your future(私の目は千里眼なのであなたの未来を映し出せます)
- I look at the other side of the sea through clairvoyance(千里眼を通して海の向こうを見る)
「Clairvoyance」は、「千里眼」「透視」という名詞になります。「Clairvoyant」は「千里眼の」という形容詞です。
「千里眼」の類義語
「千里眼」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 天眼通(てんがんつう)
「天眼通」とは、仏教で「六つの超人的な能力」のうちの一つで「あらゆるものを見通す能力」という意味です。
「天眼通」のことを「千里眼」という場合もあります。
「千里眼」の使い方
最後に「千里眼」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「おばあちゃんは何でもお見通しで、千里眼を持っているに違いない」
- 「その千里眼で、見透かさないでください」
- 「あなたの嘘は、千里眼で全てわかってしまいます」
- 「妻のへそくりは私の千里眼をもって見れば、すぐにどこにあるかわかる」
- 「千里眼を持っているならば、悪用してはいけないよ」
「千里眼」は、見えないものが何故か見える不思議な能力を表す時に使用します。
「千里眼で(見る)」「千里眼を(持っている)」などと使用されることが多いですね。
感の良い人は「千里眼」を持っているかもしれない
「千里眼」は遠くの土地のことや未来が見えたり人の気持ちが見えるということですが、そこまでの能力を持っている人は数少ないと思います。
しかし、人間の「第六感」で見えないものが見える場合もありますよね。見えている自覚がなくても、「この道はなんだか通りたくない」「今日はお出かけをするのを止めよう」というように実は隠れた「千里眼」をみんなが持っています。
その感覚を大切に育てていけば、「千里眼」の能力が上がるかもしれませんよ。
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