「付焼刃」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

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仕事などで、何も知らない物事に踏み込まなければならない時、少しでもその物事について知ろうと情報収集をしますよね。

本を読んだり、ネットで調べたりです。

技術的なことが必要な場合は習いにも行くでしょう。

 

しかし、ちょっと習ったくらいでは物事の本質を解ることは難しいものです。

仕事以外でも、初めて恋人とデートをする時に相手の気に入りそうな話題を事前に予習したりする人もいます。これも「付焼刃」のひとつです。

この記事では、「付焼刃」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語の表現をご紹介します。

 

 

 

「付焼刃」の意味と語源

 

「付焼刃」の意味

 

最初に、「付焼刃」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「付焼刃」は「つけやきば」と読みます。

「付焼刃」とは、「その場しのぎの為に一時的に知識や技術を習いに行く」という意味です。

「付け焼刃」と書くのが一般的ですね。

 

 

「付焼刃」の語源

 

続いて「付焼刃」の語源をご紹介します。

「付焼刃」は刀を鍛えて作成する職人、「刀鍛冶」の用語で使用されていました。

刃こぼれなどで切れ味の悪い刀に鋼の焼き刀を付けたし、その時は切れ味も復活するのですが、すぐに切れなくなってしまうということで、そのことを「付焼刃」と呼んでいました。

それが転じて『一般的にもその場しのぎの為に間に合わせたこと、一時的なことの為に知識や技術を習うこと』が「付焼刃」と使われるようになりました。

その理由は、その場しのぎで一時的に詰め込んだ知識や技術は身に付いておらず、薄っぺらな内容に過ぎないので、深く内容を追及されたり難しい技術を要求されたりしても対応できないことから、「付焼刃」みたいにすぐに切れなくなるようなものだと使用されるようになっていったのです。

「付焼刃」はその場しのぎや一時的のマイナスなイメージなのですが、私は物事の全ては「付焼刃」から始まると考えます。初めてのことは、まず少し知って、そこから継続して習得していくものではないしょうか。

マイナスのイメージなのは、ちょっとしか知らないことを「すごく知っているかのように」振舞うからなのです。

 

 

 

「付焼刃」の使い方

 

次に、「付焼刃」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「その習った技術をずっと使わなければ、付焼刃と言われてもしかたがない」
  2. 「僕たちのチームプレーは、決して付焼刃なんかじゃない」
  3. 「今度のプレゼンの為にネットで情報収集をしたが、相手に付焼刃だと悟られないようにしよう」
  4. 「乗馬をちょっと習っていただけで、ほとんど身に付いていないので付焼刃だ」
  5. 「付焼刃だと分かってはいるが、少しは彼女の趣味に合わせて勉強してみた」

 

「付焼刃」は、その場しのぎのことです。

「付焼刃の(知識)」「付焼刃と(思われる)」などと使われることが多いですね。

 

「付焼刃」に注意!

何も知らないで物事に挑むよりは、少し知識がある方がビジネス上でも話がスムーズに進む場合があります。

ただ覚えたばかりの知識をひけらかすと、相手に不快な思いをさせてしまいがちですからね。

 

 

 

「付焼刃」の類義語と英語表現

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「付焼刃」の類義語

 

それでは、「付焼刃」の類義語をご紹介します。

  • 一夜漬け(いちやづけ)
  • にわか仕立ての(にわかじたての)

 

「一夜漬け」は「一晩だけ漬けたもの」という、そのまま食べ物の漬物を意味することもありますが、ここでは「間に合わせに準備した仕事や勉強」という意味です。

「にわか仕立て」は「間に合わせるために急いで作る、用意すること」という意味です。

どちらも、じっくりと計画的に準備したものではなく、目の前の問題に対して急いで取り繕う場面で使用します。

 

こちらの「生半可」も「付焼刃」の類義語になります。

「生半可」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

 

こちらは類義語ではありませんが、「付焼刃」も「半可通」になりかねないので気をつけましょう。

「半可通」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

 

 

「付焼刃」の英語表現

 

最後に、「付焼刃」の英語表現をご紹介します。

  • borrowed plumes(付焼刃)

 

【例文】

  • Your knowledge is nothing more than borrowed plumes.(あなたの知識は、付焼刃にすぎない)
  • The technique of borrowed plumes has been found out immediately easily(付焼刃の技術は、もろくもすぐに見破られてしまった)

 

borrowed plumes」は、「借り物」「受け売りの知識」という意味もあります。

「borrowed」は「借りた」、「plumes」は「羽」「羽飾り」という意味でイソップ童話の「虚飾で彩られたカラス」という物語のことを言います。

「付焼刃」で取り繕うとあとでバレてしまい、様々なものを失う危険もあります。

 

『虚飾で彩られたカラス』(イソップ童話)

この物語は『鳥の王様を決める大会があり、真っ黒なカラスはこんな羽じゃ王様にはなれないと色々な羽を拾って飾り王に選ばれたものの、他の鳥たちから偽物だと反感を受け王の座をはく奪された』という話です。

 

三字熟語の英語表現を、実践で使えるビジネス場面別でまとめました。

ビジネス英語で使える三字熟語のまとめ30選【英語勉強サイトもご紹介】

 

 

 

まとめ:良いキッカケにもできる「付焼刃」

以上、「付焼刃」についてご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 つけやきば
意味 その場しのぎの為に一時的に知識や技術を習いに行く
語源 刀鍛冶の用語、切れ味の悪い刀に鋼を焼き付け間に合わせたがすぐに切れなくなってしまうというところから
類義語 ・一夜漬け(いちやづけ)
・にわか仕立ての(にわかじたての)
英語表現 borrowed plumes(借りた羽飾り)

 

「付焼刃」はその場しのぎのことで身に付ける知識や技術ですが、知識がゼロよりひとつでもあればそこから多方面に広がりがり、経験として良いきっかけになるのではないでしょうか。

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