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神様のような人はあなたの側にいますか?小さなことでは怒らず、人のために力を尽くしてくれる、そして、優しく癒してくれる人です。中々そのような人はいませんよね。人間というのは、欠点が一つくらいあるのは当然なのです。しかし、神様がこの世に人の姿として表れているという話があります。是非ともお会いしたいと思うのですが、どこに行けば会うことができるのでしょうか。
この記事では「現人神」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「現人神」の意味と語源
「現人神」の意味
それでは「現人神」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「現人神」は「あらひとがみ」と読みます。
「現人神」とは「この世に、人の姿となって表れた神」という意味です。
天皇のことも「現人神」といいます。
また、「人にたたりを起こす神」のことも「現人神」と呼ばれます。
「現人神」の語源
続いて「現人神」の語源をご紹介します。
明治になり徳川の時代から天皇へ政治の実権が返され、天皇が神格化されました。そして昭和の第二次世界大戦後に天皇は「人間宣言」をしたのです。
「人間宣言」をしてから、「現人神」という言葉が使われることが少なくなったと言われています。
「現人神」の英語表現と類義語
「現人神」の英語の表現
次に「現人神」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- emperor(天皇)
【例文】
- He is an emperor(彼は現人神だ)
- She became an emperor and appeared on this ground(彼女は現人神となってこの地にあらわれた)
「emperor」は「皇帝」という意味もあります。「現人神」は日本特有の言葉と意味合いですので、英語で表す場合「arahitogami」と言う場合もあります。
英語では「天皇」は「emperor」ですが、「emperor」が「この世に人の姿で表れた神」という意味はないのです。これをあえて英語の文章にするのであれば「God appeared in the figure of people in this world」となります。
「現人神」の類義語
「現人神」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 明神(あきつかみ)
「現在に姿を現わしている神様」という意味で、天皇を敬う時に使用されます。
「現人神」よりももっと「天皇」ということを表す言葉です。
「現人神」の使い方
最後に「現人神」使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼の行動が素晴らしく、思わず現人神かと思ってしまった」
- 「現人神と言われた天皇は、古代日本を語る上で欠かせない存在だ」
- 「それは、現人神のたたりだとおばあちゃんは言っていた」
- 「現人神と言われた彼は、本当に神様かと思うほど聡明だ」
- 「僕が人生最大のピンチの時に、現人神が現れた」
「現人神」は神のような人間を表す時に使われます。天皇が「人間宣言」をしてからは「現人神」と使われることは少なくなりました。
「現人神(と言われた)「現人神の(たたり)」などと使用されることが多いですね。
「現人神」って、やっぱり人
「現人神」は神様が人間の姿でいることを言いますが、やはり神様ではなく人間なのだろうと思います。ただ、神のように素晴らしい心を持ち人のために尽くす人間はいますので、そのような人のことを「現人神」と呼んでも良いのではないでしょうか。
せっかくならば、良い奇跡を起こす「現人神」と言われたいものですね。
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