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あなたの好きなお花はなんですか?ガーベラ?それともバラですか?私は結構マイナーな花が好きでネモフィラとかアルケミラモリスが好きです。舌を噛みそうな名前ですね。
花の名前でパッと思い浮かべるものに桜があるのではないでしょうか。春には多くの人が桜を観にお花見をします。五分咲きでも、半分散って「花吹雪」になっても風流なのが桜ですよね。色々な桜の状態を見ていると日本人に生まれて良かったなあと思うことがあります。
この記事では「花吹雪」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「花吹雪」の意味と語源
「花吹雪」の意味
それでは「花吹雪」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「花吹雪」は「はなふぶき」と読みます。
「花吹雪」とは「花びらが舞って吹雪いているように見える様子」という意味です。
主に桜の花びらが散っている様子を表すことが多いです。
「花吹雪」の語源
続いて「花吹雪」の語源をご紹介します。
「花吹雪」では実際に雪が降っているわけではなく、「雪が降っているかのように花びらが風で動いて舞っている」ということを表します。
「花」も春の季語なのですが「花吹雪」も春の季語として使用されます。
「花吹雪」の英語表現と類義語
「花吹雪」の英語の表現
次に「花吹雪」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Storm of falling cherry blossoms(花吹雪)
【例文】
- I cannot see the front by a storm of falling cherry blossoms(花吹雪で前が見えないくらいだ)
- A storm of falling cherry blossoms saw me off(花吹雪が私を見送ってくれた)
「Storm of falling」は「暴風」「嵐」という意味です。「cherry blossoms」は「桜」という意味になり、日本の春の季語は英語でも「桜」と訳されています。
他に「Flower blowing snow」も「花吹雪」という意味で使われることがあります。
「花吹雪」の類義語
「花吹雪」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 桜吹雪(さくらふぶき)
「桜吹雪」はそのまま、「桜が風で乱れるように舞っている様子」を言います。こちらも、もちろん春の季語として使われています。
「花吹雪」の使い方
最後に「花吹雪」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「花吹雪の季節になると、卒業式を思い出します」
- 「桜並木で花吹雪が舞っている景色は、圧巻だった」
- 「花吹雪は、桜に似ている梅でも同じ印象だ」
- 「桜は一気に花吹雪となって舞い散ることが、日本の風物詩だ」
- 「せっかく満開に咲いた花が、昨夜の風で花吹雪となった」
「花吹雪」は日本の文化である俳句や和歌、短歌で使われます。
「花吹雪の(季節)」「花吹雪(となる)」などと使用されることが多いですね。
刷り込まれている「花吹雪」=「桜」
私たち日本人の多くが「花吹雪」という言葉を耳にするだけで、桜が風で舞い散っていることを想像するのではないでしょうか。それは小さな頃から桜が散っている様子を「花吹雪」という言葉で表現して、印象に残っているからです。そうなると、もう他の花を思い浮かべたりできません。
春の季語である「花」はどうしても「桜」を思い浮かべてしまうことと同じです。それくらい「桜」という花は日本人の心に根付いていて特別な花なのでしょうね。
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