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世の中には男性と女性しかいないというのに、集団の男女比率が極端に違うことが多々ありますよね。職場の仕事内容や家族が女系、男系というのもあるのでしょう。「自分と違う性別が多いと落ち着かない」という人も多いのではないでしょうか。私もその一人です。しかし、年齢を重ねるごとにそのような状況にもなじみやすくはなってきています。世の中の男女平等などがそうさせているのかもしれませんね。男女の比率の話に限らず、自分以外の人が正反対の意見を持っていたり、自分以外が他の同じことに属性していたりすると、とても違和感を持ってしまいます。
この記事では「紅一点」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「紅一点」の意味と語源
「紅一点」の意味
それでは「紅一点」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「紅一点」は「こういってん」と読みます。
「紅一点」とは「多くの中にただ一つだけ違うもの」「多くの男性の中に一人だけいる女性」という意味です。
沢山ある中で一つだけ他とは違うということです。宝探しのようですね。
「紅一点」の語源
続いて「紅一点」の語源をご紹介します。
現代では色で性別を表すことは少なくなり、男女の色の好みも様々ですが、昔は寒色系などは男性で暖色系などは女性を指すことが多かったのです。ランドセルも昔は男の子が黒で女の子が赤、トイレのマークも男性が青で女性が赤ですよね。王安石さんの詩は、落ち着いた緑の草むらに赤く鮮やかな色の花が咲いて感動していることがハッキリわかる詩なのですね。
「紅一点」の英語表現と類義語
「紅一点」の英語の表現
次に「紅一点」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Only female(紅一点)
【例文】
- It is me of the only female in six brothers(6人兄妹で紅一点の私)
- You of the only female are popular by this seminar(このゼミで紅一点の君はモテる)
「Only」とは「唯一の」という意味、「female」は「女性」という意味です。「female」に関連した言葉で「feminine」は「女性らしさ」、「feminist」は「女権拡張論者」「女性に甘い男性」という意味です。
「紅一点」の類義語
「紅一点」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく)
「鶏群の一鶴」は「多くの凡人の中に一人だけすぐれた人がいる」という意味で、元は「たくさんの鶏の中に1羽の鶴が混じっている」ということです。あひるの中に1羽だけ白鳥が混ざっていた「みにくいあひるの子」のようですね。
「紅一点」の使い方
最後に「紅一点」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「力仕事の現場は、紅一点がめずらしい」
- 「紅一点だったクラスに、二人目の女性が転入してきた」
- 「会社で紅一点だったので、ちやほやされてモテていると勘違いしてしまった」
- 「紅一点の同僚と内緒で付き合うことになった」
- 「紅一点で育ってきた私は、社会に出て結構苦労をしました」
「紅一点」は「多くの中に異色が一つだけ」ということを表す意味もありますが、やはり「男性の中に女性がただ一人」という場合に使用することが多いです。
また、「(クラスに)紅一点」「紅一点の(〇〇さん)」などと使うことが多いですね。
一人だけ、一つだけ目立つ
「紅一点」は、例えばモノクロの映像の中に一つだけ鮮やかな色が着いているものがあるとか、色気のないところに色がポツンと一つあり、大変目立つことを言います。
モノクロの映像に色が一つ入るだけでどんなものでも輝きを放つのですね。
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