「手弱女」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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女性であれば知っておきたい言葉に、「手弱女」という熟語があります。

この「手弱女」は普段の会話ではあまり使用しないのではないでしょうか。

ところで、この「手弱女」どのように読むかわかりますか?「てごめ」「てよわめ」「てじゃくおんな」でしょうか?

何となく弱々しい女性のイメージですね。病弱な女性のことを言うのでしょうか?

実は、日本語の美しさがわかる言葉なんですよ。

この記事では「手弱女」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

 

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「手弱女」の意味と語源

 

「手弱女」の意味

 

最初に、「手弱女」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが「手弱女」は「たおやめ」と読みます。

「手弱女」とは「やさしい女性」「しとやかな女性」という意味です。

「浮かれ女」や「あそびめ」という意味もあります。

 

「手弱女」の語源

 

続いて、「手弱女」の語源をご紹介します。

「手弱女」という漢字は、当て字です。「手弱女」の「たお」とは「撓む(たわむ)」という言葉が由来で、意味は「曲がる」「しなる」ということです。

曲がったり撓(しな)ったりすることが女性の優しい美しい「しぐさ」に似ていることから、「撓む女性」が「手弱女」という風に変化していきました。

「手弱女」の意味が「やさしい女性、しとやかな女性」なのに、他に「浮かれ女」や「あそびめ」という意味があることに世の女性は納得がいかないかもしれません。

平安時代に「浮かれ女」と呼ばれていたのは、和泉式部(いずみしきぶ)という女性です。「和泉式部日記」で有名ですね。

和泉式部さんは恋愛体質で恋多き女性、恋人をとっかえひっかえだったと言われています。

そもそも平安時代は男性が夜に女性の元へ行くので、和泉式部さんから男性の元へ行ってはいないのです。

「しなやかな女性らしい素敵な人がいる」と聞きつければ、当時の男性は会ってみたい衝動にかられ手紙を出し、それに和泉式部さんが素晴らしいお手紙を返していたようです。

当時の手紙(恋文)は和歌です。

和泉式部さんは和歌の腕が素晴らしいと有名でした。そんな和泉式部さんからきた返事で男性たちはいそいそと和泉式部さんの元へ通いました。

モテモテの和泉式部さんは、周りの女性たちから「浮かれ女」と非難されたのですね。

このことから、いわゆる「いい女」は「手弱女」と呼ばれました。

「手弱女」は日本に古くからある言葉だったのです。

 

病弱の女性ではないですが、大昔の女性のイメージは「弱く儚い」ことから「手弱女」という当て字が打倒に思われます。

 

 

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「手弱女」の英語表現と類義語

 

「手弱女」の英語表現

 

次に、「手弱女」の英語表現をご紹介します。

  • Graceful maiden(手弱女)

【例文】

  • I came to meet that graceful maiden today(あの手弱女に今日も会いに来た)
  • I got the heart of the graceful maiden well(手弱女の心をしっかりとつかんだ)

「Graceful」とは「優雅な」という意味です。「maiden」は「処女、未婚の、乙女」という意味がありあます。

「Graceful maiden」の直訳は「優雅な処女」という意味になります。

 

「手弱女」の類義語

 

それでは、「手弱女」の類義語をご紹介します。

  • 優女(やさおんな)
  • 淑女(しゅくじょ)

 

「優女」は「やさしい女、しとやかで美しい女」という意味があります。

「淑女」とは「品位のある、しとやかな女性、レディー」という意味です。

どちらの言葉も「手弱女」の「優しく、しなやかな女性」に似ていますね。

 

対義語
また類義語ではなく対義語になりますが、以下の言葉があります。
「益荒男(ますらお)」は「強く堂々とした、勇気あるりっぱな男」という意味です。
漢字の見た目からも男性のことを指しますが、「益荒男」と言えば「手弱女」というようにセットで表現することが多いです。

「手弱女」の対義語である「益荒男」と、「度量やきっぷ、気前、面倒見が良い女性のことを表わす」の意味のある「姉御肌」については、こちらの記事をどうぞ。

「益荒男」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

「姉御肌」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

 

 

「手弱女」の使い方

 

最後に、「手弱女」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「一目見た時から、手弱女の彼女が頭から離れない」
  2. 「手弱女の人に憧れて、優しい女性を目指しています」
  3. 「ああ見えておばあちゃんは昔、手弱女と呼ばれていたんだよ」
  4. 「手弱女が集まる食事会が今から楽しみだ」
  5. 「あの時の手弱女が、今の妻なんです」

 

「手弱女」は、男性からも女性からも憧れる女性です。

「手弱女が」「手弱女の」などと使用される場合が多いですね

 

 

まとめ:「手弱女」は、女子力高め

以上、「手弱女」についてご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 たおやめ
意味 「やさしい女性」「しとやかな女性」
語源 和歌の腕が素晴らしいと有名な和泉式部さんに会いに行く男性が多かったことから、周りの女性たちから非難され「浮かれ女」→「いい女」→「手弱女」となった。
英語表現 Graceful maiden(優雅な乙女)
類義語 優女(やさおんな)
淑女(しゅくじょ)

 

「手弱女」は「やさしい女性、しとやかな女性」という意味で、「いい女」ということです。

「いい女」は「良く気が付くこと」「美意識が高いこと」などと、つまり女子力が高いのです。

女子力が高い人は、モテますよね。

ですから「手弱女」が「浮かれ女」などとも言われてしまうのでしょう。いつかは「手弱女」と言われるようになりたいです。

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