「日和見」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

大昔から農業や漁業はその日の風、気温、雲の動きを観察してどのように作業を進めるかを決めています。もちろん天候の悪い日は行動しないこともあります。お天気が良い日に一気に行動して、翌日のお天気が崩れそうな時に備えます。これを日々繰り返しているのです。そして、農業や漁業以外でも雲行きを見る行動がとられるようになりました。人々は昔も今も「日和見」で行動を決めるのです。
この記事では「日和見」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「日和見」の意味と語源

「日和見」の意味

それでは「日和見」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「日和見」は「ひよりみ」と読みます。
「日和見」とは「空模様を見ること、人」「状況の有利な方に付くために形勢を伺う」という意味です。
「日和見主義」「日和見感染」という言葉があります。
「日和見主義」は状況の有利な方につくことばかりの人を言い、「日和見感染」は病原菌に感染しても健康体であるうちは発症せず、体が弱った時に発症する「病原体」のことをいいます。

「日和見」の語源

続いて「日和見」の語源をご紹介します。

「日和」とは「天気」を指します。「引っ越し日和」「小春日和」「釣り日和」「マラソン日和」など何かをする善き日を「~日和」といいます。その「日和」を見ること、見る人のことを「日和見」と言います。
江戸時代に各地の漁港付近には小高い丘に「日和見」を行う場所がありました。十二支の方角に石が置かれ、風・雲・潮の動きや速さなどを見て船のコースを検討していたのです。この天気を見る人たちのことを「日和見」と呼びました。
そして、この「天気を見る」ということが物事の形勢をうかがい、有利な方を判断していこうとする行動の意味にもなったのです。
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「日和見」の英語表現と類義語

「日和見」の英語の表現

次に「日和見」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • fence-sitting(日和見)

【例文】

  • I go out after making fence-sitting(日和見してから出かける)
  • I try to hear weather for fence-sitting(日和見に天気を聞いてみる)

「fence-sitting」は「日和見」の他に「ご都合主義」や「日和見主義」という意味があり、両方の意味は「自分に都合がよく、形勢の有利なほうにつく」ということです。

「日和見」の類義語

「日和見」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 風見鶏(かざみどり)
  • 八方美人(はっぽうびじん)

「風見鶏」は「鶏をかたどった風向をみるもの」で「魔除け」として家の屋根などに取り付けられることが多いものです。「八方美人」は「だれに対しても良い顔をする人」のことを言い、「日和見」の「形勢を見る」ことに少し似ていますね。

 

「日和見」の使い方

最後に「日和見」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「日和見次第では、あなたに見方するかもしれない」
  2. 「船は、日和見でどの方向に進むかを決める」
  3. 「昔は、日和見で田植えや稲刈りの日を選んでいた」
  4. 「日和見の人は、今で言う気象予報士みたいなものだ」
  5. 「日和見でどちらに付くか決めることは悪いことではない」

「日和見」はお天気を見る、形勢を見るひとを表す場合に使用します。
「日和見で(形勢をみる)」「日和見に(天気を聞く)」などと使われることが多いですね。

 

「日和見」は悪いことではない

「日和見」は「天気を見ること、見る人」という意味と「形勢を見て有利な方につく人、こと」という意味です。
後者の方はあまり良いイメージがなく、「自分だけがよければ」「自分の都合ばかり」と捉われがちですが、それは決して悪いことばかりではないでしょう。
「形勢を見て有利な方につく」ことは自分ばかりではなく、家族や仲間も守ることができるからです。また、お天気を見て良い日や方角を選ぶことも、自分や家族、仲間を守ることになります。

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