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笑ってはいけない場面でつい笑ってしまい、白い目で見られる人がいます。私も、笑いはしませんが、堪(た)えたことはあります。他の人が真面目にしていると、「不謹慎」にも面白いと思えることがあるのですよね。
大切な式典などは色々な人の人生の節目でもありますから、「不謹慎」な態度をとるというのは子どものすることです。いえ、子供でさえ空気を読み取って大人しくしていることがありますよね。
この記事では「不謹慎」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「不謹慎」の意味と語源
「不謹慎」の意味
それでは「不謹慎」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「不謹慎」は「ふきんしん」と読みます。
「不謹慎」とは「慎みがない」「言動を慎まない」という意味です。
不真面目なことをあらわす言葉です。
「不謹慎」の語源
続いて「不謹慎」の語源をご紹介します。
以上のことから「不謹慎」は「言動を慎むことをしない」ということになり、周りに配慮せずに、ずけずけと言動するということで使われています。
「不謹慎」の英語表現と類義語
「不謹慎」の英語の表現
次に「不謹慎」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Imprudence(不謹慎)
- Imprudent(不謹慎)
【例文】
- I am worried about her imprudent action(彼女の不謹慎な態度が気になる)
- It is too much of imprudence to laugh at the misfortune of the person(人の不幸を笑うのは、あまりに不謹慎です)
「Imprudence」は「Imprudent」の名詞です。どちらも「不謹慎」の意味を持っています。「Imprudence」は「軽率」「軽率な言動」という意味があります。
「不謹慎」の類義語
「不謹慎」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 不所存(ふしょぞん)
- 軽率(けいそつ)
「不所存」とは「考えが正しくない」「思慮が足りない」という意味です。「無所存」という場合もあります。意味は同じです。
「軽率」は「物事を良く考えず行動する」「軽はずみ」という意味です。どちらも物事に対して配慮が足りないということです。
「不謹慎」の使い方
最後に「不謹慎」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「厳粛な式典で大笑いするとは、不謹慎にもほどがある」
- 「病院で不謹慎な発言は控えてくださいね」
- 「最近は芸能人がSNSで度々、不謹慎狩りにあっているようですね」
- 「あなたが真剣に話していることを不謹慎だとは思いますが、ちょっと笑ってしまいました」
- 「この度は、息子が不謹慎な態度をとり申し訳ありませんでした」
「不謹慎」は配慮が欠けている言動で起こります。
「不謹慎な(態度)」「不謹慎(狩り)」などと使われることが多いですね。
「不謹慎」は気を付けることができる
物事への思慮が欠けてしまうと「不謹慎」な行動をしてしまうことがあります。わざとではないことが多いのではないでしょうか。思わずやってしまう行動なのだと思います。
自分のことばかり優先してしまい「不謹慎」と言われることが多いです。たとえ他人のことを心配している言葉をかけたとしても「そんな風に他人を心配できる自分が偉い」などと考えてしまえば、言動に現れてしまい、誹謗中傷され「不謹慎狩り」にあってしまうことも多いのです。常に人の気持ちを考えて行動すればそれは避けられます。
「不謹慎」な言動をしないためにも、日ごろから慎重に言葉を選んだり、行動を慎んだりすることが大切なのですね。
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