「備忘録」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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メモ書きで忘れないように記すことはよくありますね。私も電話番号や住所などをササっと書き記すことがあります。電話受付していると、このようなメモが膨大になるので、一つのノートに一日ごとに記入していきます。記憶って「絶対覚えておこう!」と思っていても、忘れてしまうものです。
特に数字や記号などは、長くなれば次から次へと記憶があいまいになってしまいます。記憶力が良い人でさえ忘れてしまいます。
この記事では「備忘録」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「備忘録」の意味と語源

「備忘録」の意味

それでは「備忘録」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「備忘録」は「びぼうろく」と読みます。
「備忘録」とは「忘れた時に備えてする記録」という意味です。
簡単に書き記す雑記帳のことを言います。

「備忘録」の語源

続いて「備忘録」の語源をご紹介します。

では、「備忘録」の漢字をそれぞれご説明して行きましょう。まず「備」は「前もって用意する」という意味があります。「準備」や「予備」「備品」などある物事に対して予め用意しておくことです。次に「忘」は「わすれる」「記憶がない」「思い出がない」ということです。「忘れ物」「忘却」などと使われます。最後に「録」は「書き記す」ということの意味がありますが、「録音」「録画」など音や映像で残す場合にも使用されます。
「備忘録」とは「記憶が無くなった場合に備え前もって記す」ということです。
きちんとした文章で残す場合もあるのですが、ササッとメモ書きのように記すことも「備忘録」と言います。

「備忘録」の英語表現と類義語

「備忘録」の英語の表現

次に「備忘録」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • memorandum(備忘録)

【例文】

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  • Keep the recipe in a memorandum(レシピ を備忘録で残す)
  • Write down memorandum(備忘録を書き記す)

「memorandum」は「覚書」という意味です。日本語としてもよく使用されている「メモ」という言葉は「memorandum」が語源です。

「備忘録」の類義語

「備忘録」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 控え書き(ひかえがき)
  • 覚書(おぼえがき)

「控え書き」は「後のために書き記しておく」ということです。内容を忘れないように記すことで、「備忘録」と同じ役割があります。
また、「覚書」というのは「必要なことを覚えているままに書き記す」ということです。

 

「備忘録」の使い方

最後に「備忘録」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「父の記した備忘録を思い出に取っておく」
  2. 「さっき聞いた電話番号と、話した内容を備忘録に書いておいたよ」
  3. 「何年前の備忘録かは忘れたけれど、今はとっても役立って助かっている」
  4. 「備忘録に書き記すという行動によって、記憶にインプットされるらしい」
  5. 「嫁ぐ際に、母から受け継いだ備忘録には母の味がたくさん記されていた」

「備忘録」は重要ではないけれども、忘れたくないことを記しておく記録帳です。
「備忘録に(記す)」「備忘録から(探しだす)」などと使用されることが多いですね。

 

「備忘録」は思い出

「備忘録」はちょっとしたメモ書きのことをいうのですが、それは人によって、とっても大切な内容のこともあります。たとえば故人の直筆の文字であったり、大切なメッセージが記されていたりすることもあるのです。
今後、次の世代へと受け継いで行かなければならない内容もあります。
普段は何気なく書き記しているメモは、無いと非常に困ることが多いです。誰かの頭の中だけに大切な内容があるのは、覗き込むことが不可能ですからね。誰かに何かを残したいとき、「備忘録」として書き記しても良いのかもしれません。

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