「不気味」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

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あなたは、人間の常識を超えた現象に出会うことがたまにありませんか。

幽霊や魔物が起こす背筋のゾッとするようなことです。その他にも『今ここにあったものが見当たらなくなった』『いつも混んでいる道が妙に静かで渋滞がない』『いつもニコニコしている人が笑わない』『逆にいつも怖い顔をして怒っていそうな人がものすごい笑みをこちらに向けている』どれもこれも怖いです。意味がわかりません。

自分のいつのも常識から外れたことが起きると人は恐怖を感じるものです。

それはたとえ良いことでもですよね。人間は守りの生き物なので、「いつも」と違うことがとっても「不気味」に感じられるようです。

この記事では、「不気味」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語表現をご紹介します。

 

 

 

「不気味」の意味と語源

 

「不気味」の意味

 

最初に、「不気味」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「不気味」は「ぶきみ」と読みます。

「不気味」とは、「正体が不明で気持ちが悪い」という意味です。

正体不明の物以外でも、不可解な場面や言葉で使用されることも多い言葉です。

 

 

「不気味」の語源

 

続いて、「不気味」の語源をご紹介します。

まずは「気味」という言葉をご説明していきます。「気」は「心」「意識」「空気」という意味の漢字、「味」は「みかく」「舌の感覚」「あじ」です。「気味」は「体、心に感じたこと」ということでたくさんの使われ方があります。「いい気味」「小気味よい」「気味わるい」、気持ちがいいこと、悪いことでも使用されます。またある症状等に近い感覚を表現します。「風邪気味」「鬱気味」「怒り気味」などです。「気味」は様々な感じたことを表わす場合に使われるのです。

そして「不」という漢字は打消しの言葉です。「感じが悪い」「感じない」ということです。つまり、「体、心に感じない、解らないこと」を言います。心(脳)で理解できないものとして「不気味」という風に表現されるのです。

 

心(脳)で理解できないものとしての代名詞は幽霊などです。その正体が何なのかはっきりしません。本当の人間なのか、何なのか理解できないというのは「不気味」です。

そのほか、「不気味な静けさ」や「不気味な食べ物」などと使われたりもしますが、これらも心(脳)で理解が出来ないことを表わします。

 

 

 

「不気味」の使い方

 

次に、「不気味」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「いつも口うるさい妻はその日、不気味なほど静かだった」
  2. 「上司はいつもと違って、不気味なくらい僕を頼ってきた」
  3. 「あの峠は昼間でも不気味な感じがするので、通りたくはない」
  4. 「この不気味な料理は、もしかして君が作ったのかい?」
  5. 「ライバル会社のあいつは、不気味な笑みを浮かべて去って行った」

 

「不気味」は人の感覚ですから、自分が「不気味」に思っても「不気味」に感じない人もたくさんいます。でも、その感覚はご自分の身を守るために大切にされた方が良いでしょう。

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「不気味なほど(静か)」「不気味な(笑い)」などと、使用されることが多いですね。

 

 

 

「不気味」の類義語と英語表現

 

「不気味」の類義語

 

それでは、「不気味」の類義語をご紹介します。

  • 薄気味悪い(うすきみわるい)
  • 奇奇怪怪(ききかいかい)
  • 怪異(かいい)

 

「薄気味悪い」は「何となく気味悪い」という意味です。

「奇奇怪怪」は「非常に怪しく不思議なさま」、「怪異」は「現実にはありえないような不思議なこと」という意味になります。

どの類義語も重々しく背筋が凍りそうな感じがします。「不気味」という言葉が一番軽いですね。

 

 

「不気味」の英語の表現

 

最後に、「不気味」の英語表現をご紹介します。

  • Eerily(不気味)
  • Spookily(不気味)
  • Creepy(不気味な)

 

【例文】

  • I hear an eerie sound(不気味な音が聞こえる)
  • Neighbor is a creepy person(隣人は不気味な人だ)

 

どれも「不気味」で「不自然」な感覚を表す単語です。ホラー映画などで使われるのでしょう。「不気味」ひとつでも雰囲気が色々違ってきます。

「ちょっと気持ち悪いな」というものから、「身の毛もよだつ」ようなものもあります。

 

三字熟語の英語表現を、実践で使えるビジネス場面別でまとめました。

ビジネス英語で使える三字熟語のまとめ30選【英語勉強サイトもご紹介】

 

 

 

まとめ:理解の範囲を超えた「不気味」

以上、「不気味」についてご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 ぶきみ
意味 正体が不明で気持ちが悪い
語源 「気味」は「体、心で感じるもの」それが打ち消された言葉、「感じとれない、理解が出来ない」ということ
類義語 ・薄気味悪い(うすきみわるい)
・奇奇怪怪(ききかいかい)
・怪異(かいい)
英語表現 ・Eerily(不気味に)
・Spookily(不気味に)
・Creepy(不気味な)

 

「不気味」は、人間の理解の範囲を超えた超常現象の他でも使用されます。

あなたが「意味が解らない、理解できない」と思う感覚が「不気味」ということなのです。

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