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あなたの人生は思い通りに進んでいますか?
生まれてからずっと、自分の思うままに事が進んでいる人はいないでしょう。少なからず、失敗を繰り返して歩んでいると思います。
逆にすべてが思い通りという人にお会いしたいものです。
私は失敗ばかり、回り道を沢山しています。今もきっと遠回りの人生だと思います。
思った通りにいかず「不如意」なことばかりが続いてしまいます。
それは仕方のないことではありますが、思い通りに事が進む時も、たまにはあってほしいものです。
この記事では「不如意」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「不如意」の意味と語源
「不如意」の意味
最初に、「不如意」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「不如意」は「ふにょい」と読みます。
「不如意」とは、「家計が思うままにいかない」という意味です。
主に家計が経済的に苦しいことを表わしますが、その他の思い通りに行かない出来事でも使用されます。
「不如意」の語源
続いて、「不如意」の語源をご紹介します。
まず「如意」という言葉をご説明しますね。
「如意」とは「物事が思うままにいくこと」という意味です。
又、仏教の仏具でも「如意」というものがあります。僧が説法などの際に持っているもので、孫の手のような形をしているものです。
「如意」という言葉は仏教語なのです。「自分の思うがままにいく不思議な力」のことを表わしています。
その「如意」に打消しの漢字である「不」が付き、「不如意」は「思うままにいかない」という意味になります。
何故、家計が苦しいことで使われるかというと、「手元不如意(てもとふにょい)」というように「手元に金が無く思い通りに行かない」ということで家計が苦しいことを表わす言葉となりました。
「不如意」の英語表現と類義語
「不如意」の英語の表現
次に「不如意」の英語表現をご紹介します。
- going wrong(不如意)
【例文】
- The life is only to be going wrong(人生は不如意なことばかりだ)
- Let’s return today because it is hand going wrong(今日は手元不如意だから帰ろう)
「going wrong」は「間違っている」「道を間違える」という訳をされます。
つまり「計画が狂う」ということで「思い通りに行かない」ということになります。
「going」は「行くこと」、「wrong」は「違う」ということです。
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「不如意」の類義語
それでは、「不如意」の類義語をご紹介します。
- 儘ならない(ままならない)
- 不器用(ぶきよう)
- 不調法(ぶちょうほう)
「儘ならない」は「思い通りにならない」「自由にならない」という意味です。
「我が儘(わがまま)」の「儘」ですね。「不如意」の言い換えの言葉が「儘ならない」なのです。
「不器用」は「手先が器用ではない」以外に、「物事の処理が器用に行えない」という意味から「うまくいかない」という類義語になります。
「不調法」は「物事の手際が悪く下手なこと」という意味です。こちらはニュアンスとして「不如意」のような不可抗力的な部分が少ないですが、類義語と言えます。
「不器用」「不調法」については、こちらの記事に詳しく書いています。
「不器用」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】
「不調法」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】
「不如意」の使い方
最後に、「不如意」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「最近は不如意な出来事が続いているので、運気を上げたい」
- 「我が家の家計は不如意だから、特売品を狙って買い物に行く」
- 「今日の私は手元不如意なので、気持ちが落ち着かない」
- 「彼の人生は不如意なことが多いが、自分がその道を選んで進んでいるようだ」
- 「不如意なことを恨んでも仕方がない。普通は思い通りになんていかないものだ」
「不如意」は「思いのままにならない」ということで、特にお金のことで困る場合に使われます。
「家計が(不如意だ)」「(手元)不如意」などと使用されることが多いですね。
まとめ:「不如意」なことが多い
以上、「不如意」についてご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | ふにょい |
意味 | 家計が思うままにいかないこと |
語源 | 「如意」=「物事が思うままにいくこと」、「不」=打消しの漢字 |
英語表現 | going wrong(うまくいかない) |
類義語 | 儘ならない(ままならない) |
人生思い通りに進む人は少ないと思います。
人間はそのようにして成長していくので「不如意」なことだらけ、何の努力もせずに、うまくことが運ぶ方が人として成長しないのではないでしょうか。
生まれてから最後の時までずっと、良い方向になるように人は努力をしながら生きていくので「不如意」なことは欠かせないのだと思います。
そんな中で、たまにある「如意」は幸せに感じるのでしょうね。
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