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世の中には、どう考えても解らないことが沢山ありますね。神様や仏様、悪魔や妖怪のこと、奇跡や超能力など、頭で考えても答えが出ないことがあります。「不可解」なことだらけです。他人の行動や思考も同じで「不可解」なことをする人、発言する人も多く、自分の常識というものを壊さなければ、理解できないこともあります。そうまでしても理解に苦しむことがたくさんあるくらい、人の心の中というのは「不可解」なものです。
この記事では「不可解」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「不可解」の意味と語源
「不可解」の意味
それでは「不可解」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「不可解」は「ふかかい」と読みます。
「不可解」とは「理解をしようと試みても理解ができない」という意味です。
ある物事に対して、理解に苦しむなど訳がわからないということです。
「不可解」の語源
続いて「不可解」の語源をご紹介します。
次に「解」は「とく」「わかる」という意味で、物事をバラバラにすることを言います。「理解」や「解答」「解体」と使われます。
以上のことから「不可解」は「物事をバラバラにすることが可能でない」ということになります。理解や解体が不可ということなのです。
説明できない事件や神秘的な出来事、人の謎の行動も「不可解」と使われるようになりました。
「不可解」の英語表現と類義語
「不可解」の英語の表現
次に「不可解」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- mysterious(不可解、不思議な)
【例文】
- He occasionally takes a mysterious action(彼は時折、不可解な行動をする)
- There is no end to mysterious cases(不可解な事件が後を絶たない)
「mysterious」は「神秘的な」「不思議な」「謎の」という意味があり、「mystery(神秘)」の形容詞です。「perplexing」「confusing」など「不可解」を意味する単語は他にもたくさんあります。
「不可解」の類義語
「不可解」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 鵺的(ぬえてき)
「鵺的」とは「鵺のような」という意味で「鵺(ぬえ)」というのは日本で古くから伝承されている妖怪のことです。顔は猿、胴体は狸、虎の手足を持ち、しっぽは蛇のうような生き物で、想像しただけで「不可解」ですね。
「不可解」の使い方
最後に「不可解」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「この世には、不可解なできごとが沢山ある」
- 「不可解な事件は、未解決のままとなっている」
- 「彼の行動は不可解で、私には想像がつきません」
- 「弟は不可解なことを言って、家を出て行ってしまった」
- 「この事件の真相は闇に葬られ、永遠に不可解なものになってしまいました」
「不可解」は常識では考えられないような出来事です。
「不可解な(事件)」「(行動が)不可解」などと使われることが多いですね。
「不可解」な行動
人間の常識では理解できない世界が、この世には山とあります。それを「不可解」と言いますが、最近は「不可解」な行動をして人を苦しめる事件が多いように思いますね。神秘的な「不可解」であれば歓迎しますが、人に迷惑をかける理解に苦しむような「不可解」は許せません。
人の心理を理解することは難しいことではあります。しかし、良い行いは理解できます。人を苦しめる心理は理解に苦しみ、「不可解」なことだと考えます。
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