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人の人生は修行だと聞いています。「そんなことはない、人生はこれきりで次はない」という人もいますが、どうなのでしょうか？修行というのは、魂の修業で神様や仏様の域に近づくためにしているんですって。神様や仏様は不思議な力を持っているので、それに近づくことができるって憧れますね。「神通力」なんていう言葉もあります。ちょっと胡散臭い言葉な気もしますね。
この記事では「神通力」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「神通力」の意味と語源
「神通力」の意味
それでは「神通力」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「神通力」は「じんずうりき」と読みます。
「神通力」とは「神秘的な力」「人間では成し得ないと思われる不思議な力」という意味です。
霊的な能力のある人がコントロールして使う力を言います。
「神通力」の語源
続いて「神通力」の語源をご紹介します。
そしてそれらを動かす作用が「力」ということなのです。
「神通力」は「人の考えでは計り知れない自在に動かす不思議な作用」ということになります。
仏教では「六神通」という言葉があり、菩薩様が持っている超人的な力と言われているのです。そして「神通力」のことを指しています。「六神通」とは次の通りです。
1.「天眼通（てんげんつう）」時間や距離に関係なく、前世、過去、未来、来世などあらゆるものを霊視する力。
2.「天耳通（てんにつう）」普通では聞こえることのない音が聞こえる、どんなに遠くても聞こえ霊のメッセージも聞こえる力。
3.「神足通（じんそくつう）」行きたいところへ瞬間的に移動ができる力。
4.「漏尽通（ろじんつう）」煩悩が消えて今の命が尽きたら生まれ変わることがないと悟る力、魂が仏や神の域に達しているということ。
5.「宿命通（しゅくめいつう）」自分や他人の過去世を読み取ることができる力。
6.「他心通（たしんつう）」他人の気持ちを読み取る力。
以上が仏教の世界での「神通力」と言われていて、このように人の世界ではありえないことばかりなのですが、そこから神や仏でしか成し得ないような力のことを「神通力」と呼ぶようになりました。
「神通力」の英語表現と類義語
「神通力」の英語の表現
次に「神通力」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- supernatural power（神通力）
【例文】
- He may have supernatural power（彼は神通力があるかもしれない）
- A person with the supernatural power lives in the neighboring town（神通力を持った人が隣町に住んでいる）
「supernatural」は「超自然の」や「不思議な」という意味があります。「超自然」というのは「めっちゃ自然」ということではなく、「自然を超えた」という意味です。「power」は「力」という意味ですね。「supernatural power」は「自然を通り越した力」という直訳になります。
「神通力」の類義語
「神通力」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 超能力（ちょうのうりょく）
「超能力」は「科学では証明できない透視や予知などの不思議な力」のことを意味しており、「神通力」と同じような意味合いを持っていますね。
「神通力」の使い方
最後に「神通力」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼の能力は人とは思えない。神通力を持っているんじゃないか？」
- 「私に神通力があれば、苦しんでいる人を沢山助けてあげられるのに」
- 「修行を積めば、神通力が備わるようになるかもしれないから滝行を始めた」
- 「神通力なんてありえない、神様がいるとは考えにくい」
- 「この仕事は絶対に締切に間に合わないと思ったけれど、神通力のお陰かありえないほど早くできた」
「神通力」は人間の力では成し得ない、神様にも通じる力ということで使います。
「神通力を（持っている）」「神通力が（ある）」などと使われることが多いですね。
「神通力」は磨ける？
神様や仏様のような力はこの世に存在しないと思っている人も多いと思いますが、「奇跡」という言葉もありますし「神通力」のような力を潜在的に人間は持っているようですよ。
人の人生って修行、人生が終われば修行も一旦終わり次の修業の準備へと入ります。それを繰り返すことで「神通力」が磨かれて使えるようになるようです。私も早く自分の過去世、来世が見られるような力を付けたいです。でも、生まれ変わったら記憶が無いので、一から「神通力」について覚えなくてはならないのですね。
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