「綺羅星」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

スポンサーリンク

この記事は、約5分で読むことができます。


あなたは「綺羅星」という言葉を使ったことはありますか?もしかして「綺羅星」を使ったことのある方は、仲間同士の合言葉にしているのではありませんか?
アニメの中で「綺羅星」を合言葉にしているものがあります。では「綺羅星」はどんな星なのでしょうか。「綺羅星」とは、実は元々「誤った言葉」だったのです。アニメでは合言葉なので違和感なく使う「綺羅星」、「誤った言葉」とはどんなことなのでしょうか。
この記事では「綺羅星」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「綺羅星」の意味と語源

「綺羅星」の意味

それでは「綺羅星」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「綺羅星」は「きらぼし」と読みます。
「綺羅星」とは「キラキラと輝く星」という意味です。
地位の高い人、立派な人が多く立ち並んでいるという意味でもあります。
星の名前ではありません。

「綺羅星」の語源

続いて「綺羅星」の語源をご紹介します。

「綺羅星」は「綺羅、星の如く(きら、ほしのごとく)」という言い方が誤って出来た言葉と言われています。
この「綺羅、星の如く」の意味は「綺羅星」と同じで「キラキラと輝く星のように」ということです。
「綺羅」というのは「美しい衣服」のこと、「外見が華やか」という意味です。「綺羅、星の如く」は「綺羅星、の如く」と間違った使い方をいつの間にかされてしまったのです。これは「如く」が「綺羅星」にかかっています。「綺羅星」という「星」があるような使われ方ですよね。
「綺羅、星の如く」だと「星の如く」が「綺羅」にかかってくるのです。「綺羅」が「星の如く」という意味になります。
ちょっとややこしい日本語ですが、読点の入る入らないで言葉は大きく違ってきます。
間違ったままで使用していると「綺羅星」という言葉もできてしまうのです。

「綺羅星」の英語表現と類義語

「綺羅星」の英語の表現

次に「綺羅星」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

スポンサーリンク
  • Galaxy of dignitaries(綺羅星)
  • Glittering stars(綺羅星)

【例文】

  • Galaxy of dignitaries forms a line(綺羅星が並んでいる)
  • Personal ornaments such as the galaxy of dignitaries shined(綺羅星のような装飾品が輝いていた)

「Galaxy」は「銀河」「天の川」という意味、「dignitaries」は「お偉方」「高位の」という意味があります。「Galaxy of dignitaries」は「高位の銀河」という直訳になります。
「Glittering stars」は、空に華やかに輝く方の「綺羅星」の意味で使われます。

「綺羅星」の類義語

「綺羅星」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 煌星(きらぼし)
  • 巨星(きょせい)

こちらの「煌星」も「綺羅、星の如し」からできた言葉です。意味も「キラキラと光る星」「地位の高い人、明るいものが並ぶようす」ということです。
「巨星」は「太陽の数十倍から数百倍もの大きさのある恒星」のことを言いますが、同時に「輝かしい功績をもつ偉大な人物」という意味もあります。

 

「綺羅星」の使い方

最後に「綺羅星」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「この綺羅星のように、私の教え子たちにみんなが輝いてほしい」
  2. 「この会場には、綺羅星の如く集められた芸能人がたくさんいます」
  3. 「あなた達は綺羅星のように輝いて、未来を切り拓いて行くでしょう」
  4. 「夜空には綺羅星が輝いていて、吸い込まれそうだ」
  5. 「あの綺羅星の中に、いつか自分も入りたい」

「綺羅星」は輝いている人を表す時に使われます。
「綺羅星の(如く)」「綺羅星の(ように)」と例えて使われる場合が多いですね。

 

誤りからできた「綺羅星」

「綺羅星」は「綺羅、星の如く」を誤ったものです。しかし、現代では三字熟語として綺麗に成立しています。「綺羅星」は誤った使い方からできた新しい言葉、ということを踏まえて使用してみてはいかがでしょうか。
「綺羅、星の如く」と普段の会話では非常に使いにくいですし、「綺羅星の如く」「綺羅星のように」と使う方が、しっくりきますよね。語源だけはしっかり押さえておけば使用しても大丈夫です。

スポンサーリンク

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です