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様々なスポーツのワールドカップで乗りに乗っている選手を見ていると、勢いが大切だということがわかりますよね。まずは最初の一勝が大事です。苦戦してギリギリ勝つと、次の試合もきつかったりしますが、最初の試合で勢いを付けることで、調子が付き「快進撃」で、どんどん勝ち進んで行きますね。
この「快進撃」はスポーツだけの言葉ではありません。仕事でも、恋愛でも、人生そのものでも「快進撃」はあります。
この記事では、「快進撃」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。
「快進撃」の意味と語源
「快進撃」の意味
最初に、「快進撃」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「快進撃」は「かいしんげき」と読みます。
「快進撃」とは、「次々と成功を納め勢いがあること」「調子よく勝ち進む」という意味です。
非常に勢いよく前進している状態を表わしている言葉ですね。
「快進撃」の語源
次に「快進撃」の語源をご紹介します。
「快進撃」を二つの言葉に分けてご説明していきます。
まず「快」です。「こころよい」「気持ちが良い」「はやい」「すみやか」という意味と「病気が治る」という意味もあります。「快活」「愉快」「快気」というように使用されています。
次に「進撃」です。「進んで攻撃する」「積極的に攻撃する」という意味があります。
「快進撃」は「気持ちよいほど積極的に攻撃をし進む」ということになります。攻撃して勝ち、また進んでいき、進んだ先でも気持ち良く勝ち、負けるような感じではないということです。
「快進撃」の使い方
続いて、「快進撃」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼は入社後、快進撃の出世をし、若くして部長になった一人だ」
- 「昨日から調子がよく、快進撃の如く良い成績を叩きだしている」
- 「相手チームの快進撃を止めるには、お前の力が必要不可欠なんだ」
- 「快進撃から一転して、今日は不調で負け続けている」
- 「僕らは決勝まで快進撃で勝ち上がり、優勝を決めることができた」
「快進撃」は勢いよく進んで行くことです。勝負事ではもちろん、仕事でも使われます。
「快進撃の(如く)」「快進撃で(勝ち上る)」などと使用されることが多いですね。
「快進撃」の類義語と英語表現
「快進撃」の類義語
それでは、「快進撃」の類義語をご紹介します。
- 破竹の勢い(はちくのいきおい)
「破竹の勢い」とは「勢いが激しく、前に突き進んでいく」ということです。
「破竹」とは竹を破る、裂くということ、竹の節を破るのは骨が折れます。しかし、勢いをつけて一気に裂くと一瞬で上から下まで裂けるという中国の故事が由来の言葉です。
「快進撃」の英語表現
最後に、「快進撃」の英語表現をご紹介します。
- excellent attack(快進撃)
【例文】
- The excellent attack in the World Cup was wonderful(ワールドカップでの快進撃は見事だった)
- Their excellent attack is left to nobody(彼らの快進撃を誰も止められない)
「excellent attack」は、「優れた攻撃」と直訳されます。「快進撃」を続けるには、しっかりとした攻撃でなければ、勝ち進んで行くことはできませんね。
他に「powerful attack」という英語も「快進撃」を表します。
まとめ
以上、「快進撃」について、ご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | かいしんげき |
意味 | 次々と成功を納め勢いがあること、または調子よく勝ち進むこと |
語源 | 「快」は「こころよい」「気持ちが良い」「はやい」「すみやか」という意味で、「進撃」は「進んで攻撃する」「積極的に攻撃する」という意味 |
類義語 | 破竹の勢い(はちくのいきおい) |
英語表現 | excellent attack(優れた攻撃) |
「快進撃」は気持ちよく、尚且つ勢いよく物事が進んで行くことです。あなたも今、物事が順調に進み成功が続いて「快進撃」をされているかもしれませんね。しかし、「快進撃」が一生続くというのは難しいことですので、「快進撃」のうちに、やらなければならないことをしっかりとし、地盤を固めると、その後も安定して過ごせるのではないでしょうか。「快進撃」の時を大切に過ごし、将来に活かしましょう。
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