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私は以前、無表情の顔になることがあり「怒っているのか?」と聞かれたことがよくありました。自分ではそんな気はなく普通の顔と思っているのですが、「仏頂面」に見えたのでしょうか。持って生まれた顔なので「仕方が無いでしょ」と思っていたのですが、自分自身が「仏頂面」の人を見た時に、話しかけにくいと思ったり恐怖心が出たりしたので『それではいけない』のだと心を入れ替え、出来るだけ笑顔を作るなど心掛けるようにしたのです。その結果、「仏頂面」はプラスになることは1つもなく、笑顔はプラスのことばかりでした。
この記事では「仏頂面」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「仏頂面」の意味と語源
「仏頂面」の意味
それでは「仏頂面」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「仏頂面」は「ぶっちょうづら」と読みます。
「仏頂面」とは「無愛想な顔」「ふくれっつら」という意味です。
笑みが無く、不平不満があるような面構えをしているということですね。
「仏頂面」の語源
続いて「仏頂面」の語源をご紹介します。
この仏頂尊さんは知性や威厳が溢れているからなのか、大変無愛想で不機嫌そうに見える仏様なのです。そのようなところから、「仏頂」と、顔つきを表す「面」という漢字が付き「仏頂面」と言われるようになっていったのですね。
「仏頂面」の語源は他にもあって、「不承面(ふしょうづら)」「不貞面(ふていづら)」という、ふてくされた顔つきの意味を持つ言葉が変化していったとも言われています。
「仏頂面」の英語表現と類義語
「仏頂面」の英語の表現
次に「仏頂面」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- sullen face(仏頂面)
【例文】
- Father always makes a sullen face(父は四六時中、仏頂面をしている)
- The daughter makes a sullen face without selfishness being accepted(娘は我がままが通らず仏頂面をしている)
「sullen」は「不機嫌そうな」「むっつりした」という意味です。「face」は日本語でもそのまま使われている「フェイス」=「顔」という意味ですね。直訳すると「不機嫌そうな顔」「むっつり顔」ということです。
「仏頂面」の類義語
「仏頂面」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- ふくれっ面(ふくれっつら)
- しかめっ面(しかめっつら)
「ふくれっ面」とは「頬を膨らました、不機嫌な顔」という意味です。
「しかめっ面」は「不快、苦しみなどが表れたような顔」という意味です。
どちらも「仏頂面」と一緒で気持ちの晴れているような顔ではありませんね。
「仏頂面」の使い方
最後に「仏頂面」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼女は、いつも仏頂面で愛想の無い人だ」
- 「仏頂面をしていると、幸運が逃げて行きそうだ」
- 「上司の仏頂面は、見ているだけで気分が滅入る」
- 「客商売では仏頂面をしない様に、いつも顔だけは笑っている」
- 「今時そんな仏頂面をしていては、お客さんが逃げて行ってしまうよ」
「仏頂面」は周りから見ると非常に不快ですね。
「仏頂面を(する)」「(彼女は)仏頂面だ」などと使われることが多いですね。
「仏頂面」だけは人に見せない
「仏頂面」は不機嫌そうに見えたり、無愛想に見えたりと他人に不快感を与えてしまうものです。ですから、どんなに嫌なことがあっても心の中で怒って顔は笑顔でいたほうが良いですね。
笑顔は周りの人も笑顔にする効果があるので、プラスの行動ですから、嫌なことも半減していくのですよ。苦しい時こそ笑顔です。仏頂尊さんは素晴らしい仏様ではありますが、顔は真似しなくてもよいですね。
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