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誰でも仕事や趣味で熱中していることは、たくさんあると思います。ある物事について解らないことをあなたに聞けば、たくさんの答えが返ってくることもあるでしょう。
私にも得意な分野がいくつかありますので、その分野について質問されれば答えられることはたくさんあります。しかし「門外漢」のことを聞かれても、とんちんかんな答えしか返せないこともあります。
この記事では「門外漢」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「門外漢」の意味と語源
「門外漢」の意味
それでは「門外漢」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「門外漢」は「もんがいかん」と読みます。
「門外漢」とは「ある物事に対して専門外な人」という意味です。
直接その物事に携わっておらず「畑違い」の人のことを表わします。
「門外漢」の語源
続いて「門外漢」の語源をご紹介します。
「漢」というのは「人」のことを表わしています。昔の中国では「男」を表していました。「女」は人として見られていなかったのでしょうね。大食いの人を表わす「大食漢(たいしょくかん)」や正義感が強く情熱的な男性を表す「熱血漢」などでも「漢」は使用されています。
「門外漢」は「専門外の人」ということです。
「門外漢」の英語表現と類義語
「門外漢」の英語の表現
次に「門外漢」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- outsider(門外漢)
【例文】
- You are an outsider about this matter(あなたはこの件に関して門外漢です)
- Let’s ignore the remark of the outsider(門外漢の発言は無視しましょう)
「outsider」は「out(外)」と「sider(両側)」とが合わさった単語です。反対の言葉に「insider(内部の人)」があり、「insider trading」と使われることがあります。
「門外漢」の類義語
「門外漢」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 部外者(ぶがいしゃ)
「部外者」は「ある集団以外の人」のことを言います。
「部外者立入禁止」などと使用されるのを目にすることがありますよね。「部外者」は「関係者ではない」ということを表わしているのです。
「門外漢」の使い方
最後に「門外漢」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「私はこの分野では門外漢なので、コメントは差し控えさせていただきます」
- 「門外漢の彼の意見を聞いても、仕方がないだろう」
- 「門外漢の彼女の意見も、参考までに聞いておきたいものだ」
- 「僕は電気については門外漢ですが、ガスでは専門ですから、何でも聞いてください」
- 「私は門外漢だからと、この話し合いには入れてもらえなかった」
- 「門外漢の私にも何か役に立つことはあるのではないでしょうか」
「門外漢」は自分の専門的分野以外のことを言います。
「門外漢の(意見)」「(この分野は)門外漢です」などと使用されることが多いですね。
どこから「門外漢」なのか
専門家ではないことが「門外漢」なのですが、一体どこから「専門家」なのかということが曖昧です。ある物事を独学で勉強したならばそれはもう専門家な気もします。しかし、全く無関係な人間が勉強しても「門外漢」と呼ばれることはあるでしょう。「門外漢」の門は人それぞれなのではないかと考えます。
私も「門外漢」についてあれこれ書いていますが、「門外漢」についての専門家なのか?と聞かれると難しいところです。
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