「御時世」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

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自分よりも大先輩の高齢者の方が「昔はこうだった、今の御時世」などと、話すことがあります。

その内容の殆どは昔を美化したものですが、今のどこが悪いのでしょうか?

確かに悪いこともたくさんありますが、とっても便利になりましたし、高齢の方たちも便利な道具に親しみ、使用しています。

高齢者に限った事では無いですが、少し前のことと今を比較し「御時世」と今をディスるような表現をしがちです。

その「御時世」にしたのは、人間なんですよね。「人」が時代を作っていくのに、その「人」が時代を批判するのは、昔も今も変わらないですね。

この記事では、「御時世」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。

 

 

 

「御時世」の意味と語源

 

「御時世」の意味

 

最初に、「御時世」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「御時世」は「ごじせい」と読みます。

「御時世」とは、「時世に御がついた言葉で時代、その時の世の中」という意味です。

時とともに、移り変わる世のことを表わしています。

「ご時世」と「御」が平仮名を使用することもあります。

また、「御時勢」という言葉もありますが、こちらは「時代の勢い」という意味で使用されます。

 

 

「御時世」の語源

 

続いて、「御時世」の語源をご紹介します。

 

「時世」に接頭辞の「御」が付いた言葉ですが、「御」が付いた理由は、はっきりとはしていません。

一つは敬意を払ってついたということ、もう一つは皮肉って付いたということが挙げられます。「御時世」使い方として、「今の御時世」「この御時世」と使われることが多いのですが、そのあとに続く文章が批判的なことが多いので、「時世」を皮肉って「御」と付けられたと考えられます。

時代によって世の中が変化し、『以前の良かった部分と比べると今の世の中は…』ということで使われます。

 

 

 

「御時世」の使い方

 

次に、「御時世」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「この御時世だから夏も、冬も賞与が半分に減っている」
  2. 「厳しい御時世で、三月でも就職先が決まらない学生たちがたくさんいる」
  3. 「こんな御時世だから、旅行に行った話なんておおっぴらに話すことは出来ない」
  4. 「今の御時世、結婚する若者が減ってきている。したくないわけでは無いと思うけど、できない状況なのだろう」
  5. 「高齢者の多い今の御時世だが、それに反して介護の職に就く人が少ない」

 

「御時世」は、どの時代と比べているかは不明ですが、以前と比べ嘆くことで使用されます。

「(今の)御時世」「(この)御時世」などと使うことが多いですね。

 

 

 

「御時世」の類義語と英語表現

 

「御時世」の類義語

 

それでは、「御時世」の類義語をご紹介します。

  • 時代(じだい)
  • 世の中(よのなか)

 

「時代」は、「年月の流れ」という意味です。歴史の「〇〇時代」やひとつの年代、月日のことを表わす言葉です。

「世の中」は、「人々が関わり合って過ごしている場」のことを言います。「この世の中」「世の中には」などと使われます。「時代」も「世の中」も「御時世」の類語であり、二つの言葉の意味を持ち合わせています。

 

この他にも、期間を表す三字熟語として以下のような言葉があります。

 

「端境期」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

 

「八千代」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

 

 

「御時世」の英語表現

 

最後に、「御時世」の英語表現をご紹介します。

  • times、time(時間、時世)

 

【例文】

  • I will refrain from going out because it is this time of the year(この御時世ですから、外出は控えます)
  • News will be spread all over the world in this age(今の御時世は、世界中にすぐニュースが拡散される)

 

「time」は「時間」「時代」のことを表わし、「times」は複数形です。

「御時世」は日本語で皮肉って「御」が付けられていますが、英語は「御時世」でも「時世」でも「time」「times」で表現します。

 

三字熟語の英語表現を、実践で使えるビジネス場面別でまとめました。

ビジネス英語で使える三字熟語のまとめ30選【英語勉強サイトもご紹介】

 

 

 

まとめ:過去と比べる「御時世」

 

以上、「御時世」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 ごじせい
意味 時世に「御」がついた言葉。時代、その時の世の中。
語源 「御」は敬意、又は「皮肉」で付けられた接頭辞。過去と比べて今の時代を表すときに皮肉で使われるようになった。
類義語 ・時代
・世の中
英語表現 ・time(時間)
・times(時世)

 

「御時世」は、現代の状況を過去と比べた時に使われる言葉です。

昔と違い、今はという表現が多いです。

過去より今の方が良い状況でも、それを皮肉って「今の御時世、昔よりだいぶマシ」のような使われ方もされます。

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