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あなたは、どのような子どもでしたか?素直で良い子?それとも、ひねくれ屋さん?
子どもなら、憎らしいことを言っても許されることが多いですね。
悪気があって言っていることは少ないのですから。
同じような憎らしいことを大人が言うと「こらー」と怒りたくなりますけど。
だから子供は「無邪気」でかわいいって言われます。
そのような時代に戻りたいなと思うことありますか?今でも「無邪気」な人は、少し要注意です。
知らず知らずのうちに、人を傷つけているかもしれないからです。
この記事では、「無邪気」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語の表現をご紹介します。
「無邪気」の意味と語源
「無邪気」の意味
最初に、「無邪気」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「無邪気」は「むじゃき」と読みます。
「無邪気」とは、「素直で悪気がないこと」「あどけない」「思慮にかける」という意味です。
捻じれた感情が無く、子どもによく使われる言葉です。
「無邪気」の語源
続いて、「無邪気」の語源をご紹介します。
まず、「無」は「ない」「存在しない」ということです。打消しの言葉で使用されることが多いです。
そして、「邪気」という言葉を説明していきます。
「邪気」の意味は「素直ではなく、ねじれた心」「人を傷つける悪い気」という意味、また「病気を起こす悪い気」のことも言います。「邪気を払う」などと使用されます。
「邪気」があると、悪意をもって人を傷つける人がいます。人を傷つけなくとも、心に「邪気」があると体にも支障をきたし、病気になることもあります。
「邪」は「よこしま」「ただしくない」「まがっている」ということです。その気持ちが「邪気」であり、打消しの「無」がついて「邪気が無い」、「よこしまな気持ちが無い」ということで「無邪気」という言葉ができました。
「無邪気」は子どもや若者に対して使われることが多いです。それは、自分の心にオブラートをかけずに素直な気持ちをストレートに発するからです。
しかし、大人になっても「無邪気」なままの人はいます。自分の気持ちを素直に相手に伝えられるのは羨ましいですが、時に気を付けなければ周りに敵が増えていきます。
「無邪気」の使い方
次に、「無邪気」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「子供の笑顔は、無邪気だ」
- 「無邪気にはしゃぐ、この子を憎めない」
- 「私にも、無邪気な時代があったんだよ」
- 「子供のようにいつまでも無邪気でありたいと思うのは、難しいことなのかな」
- 「あの子は無邪気に見えるけど、苦労しているんだよ」
「無邪気」は、子どもの素直な心を表すときに使われます。
「無邪気な(笑顔)」「無邪気に(はしゃぐ)」などと使用されることが多いですね。
「無邪気」の類義語と英語表現
「無邪気」の類義語
それでは、「無邪気」の類義語をご紹介します。
- 天真爛漫(てんしんらんまん)
- おぼこ
「天真爛漫」は「無邪気で憎めないさま」という意味です。類語というか、既に「無邪気」が意味の中に入っていますね。
「おぼこ」は「おぼこい」という使い方をします。意味は「世間知らずですれていない」ということです。初々しいような、素朴なイメージの女の子に使われることが多いです。
「天真爛漫」については、こちらの記事に詳しく書いています。
「無邪気」の英語表現
最後に、「無邪気」の英語表現をご紹介します。
- Innocent(無邪気、無実)
- Guiltless(無邪気)
【例文】
- It is healed by an innocent kitten(無邪気な子猫に癒される)
- I want to come back in the days of an innocent child(無邪気な子供の頃に戻りたい)
「Innocent」は、「無実」や「ういういしい」「あどけない」という意味があります。
世の中のことを知らない子供のことや、世間知らずで悪気のない人のことを表わすときに使用します。
三字熟語の英語表現を、実践で使えるビジネス場面別でまとめました。
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まとめ:「無邪気」は多用に注意
以上、「無邪気」についてご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | むじゃき |
意味 | 素直で悪気がないこと、あどけない、思慮にかける |
語源 | 「無」は「ない」物事の打消しの語、「邪気」は「悪い気持ち」ということ。「邪気が心にあると悪意をもって人に接したり、病気にかかってしまったりする。その「邪気」が無いことを表わす言葉。 |
類義語 | ・天真爛漫(てんしんらんまん) ・おぼこ |
英語表現 | ・Innocent(無垢) ・Guiltless(無罪) |
「無邪気」は、子どもや若者に対して使われることが多い言葉です。
純粋な心の持ち主を表すことが多い一方で、「物事を知らない人」と捉えられることもあります。
多用すると嫌味にも聞こえてしまうので注意しましょう。
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