目次
この記事は、約5分で読むことができます。
あなたは自分のことを客観的に見ることができますか?できる方は改善点を見つけやすいでしょう。できない方は、自分を客観的に見るという考えがそもそも起きないのではないでしょうか。そうなると自分の良いところ、悪いところが解りませんよね。自分の全てが正解で良いところばかりだと思う人もいれば、自分は悪いところだらけで何の価値もないと考えてしまう人もいるでしょう。
時には何歩も離れたところから自分を見直してみてください。新しいことが発見できるでしょう。意外と気が利く又は、意外と態度デカいなどが見えてきますよ。
この記事では「野放図」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「野放図」の意味と語源
「野放図」の意味
それでは「野放図」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「野放図」は「のぼうず」と読みます。
「野放図」とは「横柄な態度」「際限がなく図々しい」という意味です。
だらしがなく、程度に際限がないということを表します。「野方図」と書くこともあります。
「野放図」の語源
続いて「野放図」の語源をご紹介します。
「自然に放った」ということは際限がないということ、そのようなことから「節度、自制心がない」という意味で使われるようになっていきました。
「野放図」の英語表現と類義語
「野放図」の英語の表現
次に「野放図」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- unruly(野放図)
【例文】
- You must not make him unruly(彼を野放図にしておいてはいけない)
- I want to educate her who is unruly(野放図な彼女を教育したい)
「unruly」は「手に負えない」「気まま」「いうことを聞かない」という意味もあります。他にも「egocentric」「self-centered」など「野放図」を表す英語がいくつかあります。
「野放図」の類義語
「野放図」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 傍若無人(ぼうじゃくぶじん)
「傍若無人」とは「人目を気にせず自分勝手にふるまうこと」という意味です。
誰の目も気にせずに、やりたい放題なところが「野放図」と似ています。
「傍若無人」については、こちらの記事に詳しく書いています。
「野放図」の使い方
最後に「野放図」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼が野放図になったのは、育てられた環境が原因だと私は思う」
- 「息子さんを野放図のまま放置しておいて良いのですか?」
- 「うちのお客さんは野放図な人が多いので、新入社員はすぐに辞めてしまう」
- 「彼女は野放図な態度でいるので、人がみんな離れていってしまった」
- 「野放図は良くないと本人も薄々気が付いているようだ」
「野放図」はどちらかというと人に好かれません。
「野放図な(態度)」「(彼は)野放図だ」などと使われることが多いですね。
「野放図」を治せるのか。
自分がもし「野放図」だと思ったならばすぐに態度を改めましょう。自分勝手や横柄な態度は他人に不快感を与えてしまい、信用されなくなりますよ。しかし、このような性格は中々自分で気が付くのは難しいでしょう。そして、他人からも指摘されにくいところです。
自分で気が付く人は本当の「野放図」ではないのかもしれません。客観的に自己を見ることができるからです。だとしたら、「野放図」の人はずっと気が付かないまま過ごしていくのかもしれませんね。
コメントを残す