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あなたは人生設計をしっかり考えているでしょうか?私はしっかりと考えているわけではありませんが、夢に向かって、ある程度は計画を立ててはいます。
しかし、夢があっても物事を軽く考えて「能天気」に過ごしている人が世の中にはいるのです。明日のことさえ「なんとかなるさ~」と過ごしている人なのですが、それが本当に何とかなって生きているので羨ましい限りです。
この記事では「能天気」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「能天気」の意味と語源
「能天気」の意味
それでは「能天気」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「能天気」は「のうてんき」と読みます。
「能天気」とは「呑気でバカげている様子」という意味です。
楽天的で物事を深く考えていないような人を表わします。
呑気で軽薄なことから、「生意気」な人を指す場合もあります。
「能天気」の語源
続いて「能天気」の語源をご紹介します。
「能天気」の語源はハッキリとしていないのですが、江戸時代にはすでにあった言葉です。「能天気」は「頭の中が快晴」ということを表しているのですが、これは「頭の中がスッキリして頭脳明晰」ということではありません。「頭の中が雲一つなく空っぽで何も考えていない」ということです。
「能」は「技術」や「技」ということです。そして「天気」は「気象状態」のことも言いますが、「快晴(雲一つなくからっぽ)」ということも表しています。「能天気」は当て字ではありますが、「技術が雲一つなくからっぽ」ということになるのです。
「能天気」の英語表現と類義語
「能天気」の英語の表現
次に「能天気」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Thoughtlessness(能天気)
【例文】
- Our son is thoughtlessness as ever
- When I do not spend it in thoughtlessness
「Thoughtlessness」は「能天気」の他に「無思慮」「軽々しさ」という意味があります。
「thoughtless(思慮のない)」に接尾語の「ness」が付いた言葉です。
「laid-back」や「carefree」なども「能天気」という意味を表します。
「能天気」の類義語
「能天気」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 呑気(のんき)
- 楽天的(らくてんてき)
「呑気」は「のんびりした性格」「無頓着な様子」という意味です。
「楽天的」は「物事を明るく考える性格の人」を表しています。
「能天気」の意味合いにどちらも含まれる言葉です。
「能天気」の使い方
最後に「能天気」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼は、将来のことを能天気に考えているので心配だ」
- 「君の能天気な性格が、僕のせっかちな性格をイラつかせる」
- 「あの人は能天気すぎて、全く頼りにならない」
- 「君はいつまで経っても、能天気なヤツだなあ」
- 「私は考えすぎてしまうので、能天気な人がうらやましく思える」
「能天気」はマイナスのイメージもありますが、物事を深く考えないので気楽で軽くプラスのイメージもある言葉です。
「能天気な(性格)」「能天気に(考えている)」などと使われることが多いですね。
「能天気」も必要なこと
「能天気」と言われる人は、将来のことを深く考えないで過ごしているので、心配されたり軽くあしらわれたりすることがあります。しかし、「能天気」な人は物事を考えていないわけではありません。深く心配をしていない、行き当たりばったりで過ごしている人が多いのです。ですが問題なく人生を過ごしているので、もしかすると凄く器用な人かもしれませんね。
思慮深く考える人も大切ですが、全ての人がそうだと疲れてしまいます。そのとき、「能天気」な人は必要なのではないでしょうか。
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