「他人事」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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遠い外国の出来事などを「世界の驚きのニュース」といって、テレビで見ることがあります。ありえない映像が、放映されているのを視て「他人事」と感じている人は多いのではないでしょうか。外国の出来事に限らず、自分の身には置きそうもない想像ができないことを「他人事」で済ませていませんか?それはとっても危険なことなので、様々な出来事を「他人事」と考えるのは止めましょう。「他人事」と考える前に自分の身に置き換えることが大切です。
この記事では「他人事」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「他人事」の意味と語源

「他人事」の意味

それでは「他人事」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「他人事」は「ひとごと」と読みます。
「他人事」とは「自分に関係のない、他の人のこと」という意味です。
自分には無関係で、関心の無いような態度をとる場合に使われます。

「他人事」の語源

続いて「他人事」の語源をご紹介します。

「他人(たにん)」と書いて「ひと」と読みますが、「ひとごと」を「人事」と書くと「じんじ」と間違われるために「他人」と書くようになりました。ここでの「ひと」という意味は「自分以外」や「無関係の人間」という意味で使われています。ですから「他人(たにん)」と書くのです。
「他人」は「繋がりがない人」「自分以外の人」ということです。「事」はここでは「行為」「仕業」を意味しています。
「他人事」と書いて「たにんごと」と読む方もいらっしゃいますが、これは間違えた読み方です。

「他人事」の英語表現と類義語

「他人事」の英語の表現

次に「他人事」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • other people’s affairs(他人事)

【例文】

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  • She had a look such as other people’s affairs and left(彼女は他人事のような顔をして去って行った)
  • It will not be long that I think that it is other people’s affairs(他人事だと思っているのも今のうちだ)

「other people’s」とは「他の人の」という意味です。「other」は「その他」、「people’s」は「人の」ということです。「affairs」とは「事務」「仕事」「用事」「業務」という意味になります。「somebody else’s business」という英語も「他人事」という意味で使われます。

「他人事」の類義語

「他人事」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 対岸の火事(たいがんのかじ)

「対岸の火事」とは「川の向こう岸の火事のように、他人にとっては重要な事でも、自分にとっては何の痛手もなく関係のないこと」という意味です。
「他人事」と同じように自分とは無関係だということです。

 

「他人事」の使い方

最後に「他人事」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「彼女の話を聞いていたら。他人事には思えなくなってきた」
  2. 「他人事だと思っていた病気が、そうではなくなった」
  3. 「君は他人事だと思って気楽に考えているようだけれど、明日は我が身だよ」
  4. 「他人事だからと軽く考えていたら、大きな間違えだ」
  5. 「災害はいつ自分に起こるか判らないので、他人事と考えてはいけない」

「他人事」は自分には関係が無いと思っていても、ある日突然自分に同じようなことが起こります。
「他人事に(思えない)」「他人事(だと思う)」などと使われることが多いですね。

 

「他人事」でも記憶しておく

「他人事」は自分には関係のないことだったり、自分には起こりそうもない出来事だったりするのですが、いつ状況が変わるか分かりません。ですから、テレビや新聞、ネットのニュースで自分には全く関わり合いが無いことであっても、記憶しておくと良いでしょう。
万が一災害などが自分の身に降りかかってきても、その記憶があればすぐに何か対処ができるというものです。「他人事」ではあっても、常に自分に置き換えて考えてみることも大切ですね。

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