「黄金比」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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突然ですが、あなたの顔は整っていますか?とっても失礼な質問ですね。
ならば「黄金比」の顔でしょうか?最近は男性も眉毛を整えたりするなどして「黄金比」の顔になる人が多いとか。だからイケメンが増えたのでしょうか。女性も「黄金比」のメイクで美人になるようですよ。ところで「黄金比」というのはどんな「比」なのでしょう。お料理のレシピでも目にする「黄金比」は顔のことではないようです。
この記事では「黄金比」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「黄金比」の意味と語源

「黄金比」の意味

それでは「黄金比」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「黄金比」は「おうごんひ」と読みます。
「黄金比」とは「最も美しいとされる貴金属比」という意味です。
人間が美しいと頭の中で感じる比率が「1:1.618・・・」で、数学的な言葉ではありますが、宇宙や自然界を含め、世の中に沢山この比率の物が存在します。

「黄金比」の語源

続いて「黄金比」の語源をご紹介します。

「黄金比」を二つの言葉に分けてご説明すると、「黄金」は「金」の別の呼び方です。「金」は「大変価値のあるもの」とされていますよね。「比」は「2つ以上のものをくらべること」「同等のこと」「2つ以上のものを並べ比べた割合」という意味です。
「黄金比」は「並べた割合が非常に価値のあるもの」ということを表わしています。
ここでの「価値」は高価なものということではなく、バランスが大変良いということをいっているのです。

物のデザインで割合が滅茶苦茶なものは人の視覚に入っても好感が持てません。バランスが取れているデザインは誰からも好かれます。
人の顔でも「黄金比」は存在します。眉や目、唇の位置で「黄金比」の顔とそうじゃない顔があるようです。持って生まれた顔なので仕方がないと思う方もいますが、メイク一つで「黄金比」に近づけることもできるのです。自然界でもひまわりの花の中心の並び方や惑星の渦巻き、花の形なども「黄金比」のものが多く、人の視覚にすんなりと入ってきて好感が持てるのです。ピラミッドやパルテノン神殿も「黄金比」で造られていると言われています。
そして今や、インターネット上の画面の分割も「黄金比」で大勢の人が見やすい比率に分けられているのです。
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「黄金比」の英語表現と類義語

「黄金比」の英語の表現

次に「黄金比」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • Golden ratio(黄金比)

【例文】

  • Her feature is the golden ratio(彼女の顔立ちは黄金比だ)
  • Golden ratio is preferred for design(デザインは黄金比が好ましい)

「Golden」とは「黄金色」「金色」「貴金属」「全盛の」という価値あることを表わす言葉で、日本語でも「ゴールデンタイム」や「ゴールデンウイーク」と使われていますよね。「ratio」は「比率」という意味です。

「黄金比」の類義語

「黄金比」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 白銀比(はくぎんひ)

「白銀比」とは「1:1.41の比率のもの」で日本人が馴染みやすい比率で「大和比(やまとひ)」とも言われています。
日本国内のお寺や仏像の顔、人気キャラクターのキティちゃんやドラえもんなども「白銀比」です。

 

「黄金比」の使い方

最後に「黄金比」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「この世の中には、黄金比のものが溢れかえっている」
  2. 「黄金比は、人の感情の中にすんなりと入ってきて好かれる」
  3. 「人の体も黄金比だとプロポーションがよく見える」
  4. 「煮物の黄金比を守って料理すると、抜群の味付けになる」
  5. 「黄金比がある地球は人間が生きやすい」

「黄金比」はデザインだけではなく、最近では料理の調味料の比率でも使用されることが増えています。
「黄金比の(デザイン)」「黄金比で(できている)」などと使われることが多いですね。

 

「黄金比」は自然と身に付く

デザインを勉強するにあたり、「黄金比」は必ず学ばなければならないことでしょう。数学的に考えると【√】などが出てきて少し難しく敬遠されますが、「黄金比」は人の視覚にすんなりと入ってきて好感が持てる比率ですから、人間は学ばなくとも生まれながらにして「黄金比」を好む性質は備わっているのです。
学ぶというよりも、様々なものを観察することが「黄金比」を理解する近道でしょう。

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