「紙一重」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

街を歩いていたら大きな看板が頭上に落ちて来たり、たった今渡った橋が崩れたりなど、「紙一重」で事故に会うことや回避した話をニュースで見ますが、この差はなんでしょうか。ほんの数秒の違いで生きるかどうかなのです。また、勝負事でも「紙一重」なことはあります。一瞬のまばたきで勝ち負けが決まることもあるのです。
「紙一重」は非日常的の様で、意外と身近でも起こり得る事件や事故があります。
この記事では「紙一重」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「紙一重」の意味と語源

「紙一重」の意味

それでは「紙一重」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「紙一重」は「かみひとえ」と読みます。
「紙一重」とは「物と物の間が紙一枚程度の厚さ」「きわめて僅かな差」という意味です。
一枚の紙の厚みくらい物と物の差がほとんどないということです。

「紙一重」の語源

続いて「紙一重」の語源をご紹介します。

「紙一重」を二語に分けてご説明していきます。まず、「紙」は「植物などの繊維を平たく薄く形にしたもの」で文字を書いたり包んだりすることで多く使用されています。その厚みは様々で鼻をかむティッシュペーパーのように薄いものもあれば、ボール紙のように厚手の紙もあります。
次に「一重」ですが「そのものだけで重なっていないこと」という意味です。「一重瞼(ひとえまぶた)」や花の「一重咲き」という場合に使用されます。重なりが無い分、薄いということです。
「紙一重」は「紙一枚の厚さだけの重なり」ということを表しているのです。
あなたの近くに今「紙」があれば手に取ってみてください。その厚みの「差」で物事が大きく変わります。
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「紙一重」の英語表現と類義語

「紙一重」の英語の表現

次に「紙一重」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • Hair’s breadth(紙一重、危機一髪)

【例文】

  • The differences between you and teacher were hair’s breadths(彼は師匠と紙一重の差だった)
  • I escaped from a misfortune in a hair’s breadth(紙一重で災難を逃れた)

「Hair’s breadth」は「危機一髪」という意味で、「Hair’s 」は「髪」、「breadth」は「幅」という意味です。「Hair’s breadth」は「髪の毛一本ほどの幅」という意味になります。
「紙一重」とは表現方法が多少違いますが、「髪」と「紙」はわずかな厚みや細さしかないというのは同じですね。

「紙一重」の類義語

「紙一重」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 瀬戸際(せとぎわ)

「瀬戸際」とは物事の成功や失敗など勝負の分かれ目のことを言います。「瀬戸」は陸地と陸地が接近して、海の幅が狭くなっている境目の部分を言ったところから出来た言葉です。
「紙一重」も同じで物事の差を表しています。

 

「紙一重」の使い方

最後に「紙一重」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「馬鹿と天才は紙一重と言うけれど、息子が天才とは到底思えない」
  2. 「この勝負は、紙一重の差で僕が勝利した」
  3. 「暴走車が紙一重で、私の前を通り過ぎて行った」
  4. 「あの時、僕たちは紙一重の差で出会えなかった」
  5. 「紙一重の差は、神様のさじ加減一つだと思う」

「紙一重」は、ほんの僅かな差で物事が決まる時に使用されます。
「紙一重の(差)」「紙一重で(勝利する)」などと使われる場合が多いですね。

 

馬鹿と天才は「紙一重」の話

「紙一重」が最もよく使用されるのは、「馬鹿と天才は紙一重」という言葉です。これは一般的な考えからズレている人の発想が「天才」であることが多く、また、「馬鹿」と言われたりもします。
「馬鹿」は、一般の人と違う考えや行動をすると言われているのです。
「馬鹿と天才は紙一重」と言いますが、もはや「紙一重」ではなく「馬鹿」は「天才」なのではないでしょうか。人の思いもよらないことを思いつくのですから、それが人の役に立つか迷惑をかけるかの違いなのだと思います。

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