「感無量」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

スポンサーリンク

この記事は、約5分で読むことができます。


自分の今の状態や状況ではとても達成しそうもない目標や、叶いそうもない夢をずっと努力し続けることで達成したり叶ったりする時、信じられない気持ちでそれまでの苦労や努力をしみじみと考え喜びませんか?そんなとき「感無量」と思うのではないでしょうか。
スポーツなどの監督が優勝した時に「感無量!」と涙を流しながらインタビューに答えているのを見たことがあります。
監督が感動の涙を流すのですから、選手はもっと「感無量」なのでしょう。
「感無量」と言うのはどんなことでしょう。
この記事では、「感無量」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「感無量」の意味と語源

「感無量」の意味

それでは「感無量」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「感無量」は「かんむりょう」と読みます。
「感無量」とは「計り知れないほど身に染みて感じること、深くしみじみとした気持ち」という意味です。
苦労して物事を達成した時などに使われます。

「感無量」の語源

続いて「感無量」の語源をご紹介します。
「感無量」とは「感慨無量(かんがいむりょう)」という四字熟語を略した言葉です。
「感慨無量」の「感慨」とは「心に深く感じてしみじみとした気持になること」という意味です。「感慨深い」や「感慨にふける」などと使用されます。
「感」は心が動くことで「慨」は心が揺さぶる思いのことです。
「感」と「慨」は心が動揺することを言うのです。
次に「無量」ですが「はかり知れないほどの量」ということです。
「感慨無量」は「計り知れないほど心に深く感じる」ということになります。
「感無量」は「感慨無量」の略語で意味はほぼ同じですが、やはり「慨」という字が一文字少ないので言葉の重みも違ってくるのかもしれません。

スポンサーリンク

「感無量」の英語表現と類義語

「感無量」の英語の表現

次に「感無量」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • Feeling immeasurable(感無量、計り知れない感じ)

【例文】

  • It is feeling immeasurable thought(感無量の思いです)
  • Feeling immeasurable event(感無量の出来事)

「Feeling」は「感覚、感知」ということ、「immeasurable」は「計り知れません」という意味です。「Feeling immeasurable」は「感覚が計り知れない、感覚が壮大、果てしない」などという直訳ができます。

「感無量」の類義語

「感無量」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 感慨深い(かんがいぶかい)

「感慨深い」とは「しみじみと心に感じる度合いが強い、深い」という意味です。
「感無量」は心に感じることが計り知れないほどのことですが、「感慨深い」は「強い、深い」と計れる範囲ということです。

 

「感無量」の使い方

最後に「感無量」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「息子の結婚式の挨拶は、感無量だった」
  2. 「子供の小学校の卒業式は、やっぱり感無量の思いがある」
  3. 「難しいと思っていた選手への復活が出来た時は、感無量だった」
  4. 「鼻たれだったあの男の子が博士だと知って、感無量な気持ちになった」
  5. 「母に心配をかけてばかりだった私が親になった時、母は感無量の涙を流していた」

「感無量」は例えば、過去のその人からは考えられない程に素晴らしい成長を遂げている人のことを思う場合に使います。そのような時に、人はしみじみと思いその思いは計り知れないほど深いのです。
「感無量(だった)」「感無量(の気持ち)」などと使われる場合が多いですね。

 

「感無量」は感動

感無量は良いことで使用されます。
喜びが大きく、感動の度合いが計り知れないということです。
「感無量」は目標に向かって進んできて、その目標が達成した時にとても感動し喜びを表すどころか、泣いてしまったり呆然としてしまったりします。それほど「感無量」というのは感動の度合いが大きいのです。

スポンサーリンク

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です