「好事家」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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「好事家」という言葉があります。自分は「好事家」なのか、そうではないのかを少し考えてみましたが、結果的に「好事家」であると思いました。私は雨が降ると外に出たくなりますが、それは水の流れが気になるからです。雨水が川のように道を流れていくのを見るのが好きなのです。小さな植物が生い茂った中を雨の小川が流れて行くのを見るのが大好きです。ミニチュアの川や山を見ている気分になるからです。こんなことに興味があるのは私くらいだと思いますが、これが「好事家」というものだと思います。
この記事では「好事家」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

「好事家」の意味と語源

「好事家」の意味

それでは「好事家」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「好事家」は「こうずか」と読みます。
「好事家」とは「変わったことに興味がある人」「風流なことを好む人」という意味です。
他の人が興味を持たないことに興味を持つ、物好きな人を表します。
「こうじか」「こうずけ」と読むのは間違えです。

「好事家」の語源

続いて「好事家」の語源をご紹介します。

「好事家」を「好事」と「家」に分けて説明します。まず「好事」という単語になると読み方は「こうじ」と読まれることもあり、この場合の意味は「喜ばしいこと」「良いこと」「良い行い」です。「こうず」と読む場合の意味は、「物好き」「風変り」という意味になります。「好事」の「事」は「物事」の「事」です。「物事が好き」が「物好き」となり、「好事」となりました。そして中国語でも「好事」は「物好き」という意味で使われます。
「家」は「おうち」の意味の他に「親族の集団」や「一派」、「そのような性質の傾向が強い人」の意味もあります。「好事家」は「そのような性質の傾向が強い人」の意味で使われています。たとえば「愛妻家」や「愛犬家」、「努力家」などです。
「好事家」を紐解くと「物事が好きな性質の傾向が強い人」ということになります。
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「好事家」の英語表現と類義語

「好事家」の英語の表現

次に「好事家」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • dilettante(好事家)

【例文】

  • My father has been called a dilettante from the old days(父は昔から好事家と呼ばれている)
  • His more of the dilettante is no other(彼ほどの好事家は他にいない)

「dilettante」は「好事家」の他に「芸術、文学の愛好家」という意味があります。「dilettante」はイタリア語が語源で「喜びを見い出すひと」ということです。

「好事家」の類義語

「好事家」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 数寄者(すきしゃ、すきもの)

「数寄者」は「芸事にご執心なひと」という意味で、本業とは別に熱心にある物事に取り組む人のことを言います。「数寄者」の「数寄」は「好き」という意味があります。そこから「物好き」という意味で使用されることがあります。

 

「好事家」の使い方

最後に「好事家」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「彼の好事家も、意外と役に立つ時がある」
  2. 「誰も気にしない物が気になるのは、好事家の証拠だ」
  3. 「私は、好事家と言われることが嬉しい」
  4. 「好事家は人が気にしないことが気になるので、いつか大発見をするかもしれない」
  5. 「ここに集まる好事家たちからなら、何か面白い話が聞けるかも知れない」

「好事家」は、誰も興味を示さない物に心惹かれる人を言います。
「好事家と(呼ばれる)」「好事家が(集まる)」などと使用されることが多いですね。

 

「好事家」の人

「好事家」の人と出会うことは少ないかもしれませんが、もしかしたら人それぞれ「好事家」の部分があるのではないかと思います。
何かに興味を持つことはみんな違い、それをすべて「私はこれが気になる」と口に出すことは少ないので、誰が何に興味を持っているか解らないものです。あなたも意外と「好事家」かもしれません。

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