「長広舌」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

私はそれほどおしゃべりではないと自分で思います。ですから、ちょっとくらいおしゃべり上手で、話すと止まらない人がうらやましく思う時もあります。楽しいおしゃべりを延々と続けられるのですから、それは一つの才能だと思うのです。しかし、これが悪いことでもあるようですね。「長広舌」という言葉があり、どうやらおしゃべりが多い人に関係している言葉の様ですよ。私のようにあまりおしゃべりが得意ではない人間と、おしゃべりが止まらなくて大変な人、足して2で割ることはできないのでしょうか。
この記事では「長広舌」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「長広舌」の意味と語源

「長広舌」の意味

それでは「長広舌」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「長広舌」は「ちょうこうぜつ」と読みます。
「長広舌」とは「長々としゃべること」という意味です。
延々と長くベラベラとしゃべり続けることを言います。

「長広舌」の語源

続いて「長広舌」の語源をご紹介します。

「長広舌」は仏教語が語源です。元々は「広長舌(こうちょうぜつ)」と言って、仏様の舌は広くて長く顔も覆い尽くすくらいと言われています。それは仏教を広めるためと、嘘偽りのない言葉という意味があるからです。そして、インドでは発した言葉の真実を証明するには舌を出すという風習があって、「舌が長ければ長いほどその言葉は真実であることが証明される」と言われているのです。
その「広長舌」がいつの間にか、「長広舌」と言葉が入れ替わって使われるようになり、更に、意味も、「長々としゃべる」「しゃべり続ける」という、全く違う内容になってしまいました。
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「長広舌」の英語表現と類義語

「長広舌」の英語の表現

次に「長広舌」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • Longwindedness(長広舌)

【例文】

  • I encounter the attack of the longwindedness if I meet her(彼女に会ったら長広舌の攻撃にあう)
  • A subject of the teachers is a longwindedness, and a class does not advance(先生の話は長広舌で授業が進まない)

「Longwindedness」は「長々としゃべりたてる」ということ、また「退屈な漫談」という意味もあります。他にも「Long talk」「Long-winded speech」という言葉で表すことができます。

「長広舌」の類義語

「長広舌」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 口忠実(くちまめ)
  • 長談議(ながだんぎ)

「口忠実」は「よくしゃべる」「口数が多い」ということです。
「長談議」とは「長い説法」のことを言い、それが転じて「長くて纏まらない話」のことを表す言葉として使用されるようになりました。

 

「長広舌」の使い方

最後に「長広舌」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「ドライブ中は、ずっと助手席で彼が長広舌を振るっていた」
  2. 「隣のおばさんは会うたびに長広舌を振るっていたので、みんなに避けられた」
  3. 「気まずい雰囲気の時に現れた彼女の長広舌が、その場を救った」
  4. 「父が帰宅したら、さっきまで長広舌を振るっていた姉がピタッと話を止めた」
  5. 「母が長広舌な人なので、私は反対に口数が少なく育ってしまったようです」

「長広舌」はベラベラとおしゃべりが止まらない人を表わす時に使われます。
「長広舌を(ふるう)」「長広舌な(人)」などと使用されることが多いですね。

 

「長広舌」が過ぎないように

「広長舌」という良い言葉が、漢字の入れ替わりによって悪い言葉「長広舌」になるというのは日本語の面白いところですね。
長々と話すのは悪いことではないのですが、ついつい余計なことを話してしまったり、聞いている人の時間をむやみに奪ってしまったりということがあるので「長広舌」が過ぎないように気を付けましょうね。

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