「急先鋒」とは?意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文】

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何かを主張する時、まず第一声でインパクトのあることを言わなければ、なかなか人は話を聞いてくれません。

それが面白いことや失敗談、顔芸でも良いのです。とにかく勢いで、まず誰かに興味を持ってもらうことが大切です。

その才能のある人が「急先鋒」をやるべきだと私は思います。

主張しながら注目を集め、「この人は何を言いたいのだろうか?」と近寄ってきたところで本題に入り、相手を取り込んでいくのです。

この記事では「急先鋒」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

 

「急先鋒」の意味と語源

 

「急先鋒」の意味

それでは「急先鋒」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「急先鋒」は「きゅうせんぽう」と読みます。

「急先鋒」とは「運動などで先頭に立ち、勢いよく行動すること」という意味です。

勢いよく行動し、主張する人のことも「急先鋒」と呼びます。

 

「急先鋒」の語源

 

続いて、「急先鋒」の語源をご紹介します。

「先鋒」という言葉があります。この「先鋒」は「急先鋒」によく似ていて、意味は「戦闘の際に先立って進む」「運動の先頭」「剣道、柔道などで一番先に戦う人」ということです。

「急」というのは「急ぐ」ということ、「ものの進み具合が速い」ということです。

「先鋒」に「急」が付くことで、戦いで勢いを付けて進んでいくことや人のことなのです。

先に行く者が速く勢いがなければ、勝てるものも勝てないことが多いです。

「急先鋒」は戦闘以外でも主張や運動などで、まず先に行動することや人という意味で使用されるようになりました。何事も素早い行動で、先手を打つことが大切だからです。

 

 

「急先鋒」の使い方

 

次に、「急先鋒」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「彼が急先鋒に立ってくれたので、後から僕らは行動しやすくなった」
  2. 「急先鋒の彼女がいなければ、我々は未だに二の足を踏んでいたに違いない」
  3. 「ダム建設反対は、私の父が急先鋒として行動し始めた」
  4. 「急先鋒の役割は、勢いが大切である」
  5. 「何の取り柄もない私に急先鋒が務まるだろうか?」

 

「急先鋒」は勢いがある行動が大切です。それを先頭に立って始めるので、覚悟も必要です。

「急先鋒に(立つ)」「急先鋒(として)」と使用することが多いですね。

 

 

「急先鋒」の類義語と英語表現

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「急先鋒」の類義語

 

そして、「急先鋒」の類義語をご紹介します。

  • 切り込み隊長(きりこみたいちょう)
  • 先駆者(せんくしゃ)

 

「切り込み隊長」とは戦いにおいて、先頭に立って切りかかっていく隊長のことを言います。
現代での使われ方として、カードゲームでそのような役割を持つカードがあります。また、話し合いなどの際になかなか本題に入れない時、単刀直入に切り込んで話をしていく人のことを「切り込み隊長」と呼ぶことがあります。そうして話の流れを作った後は、話し上手の人にお任せするのです。

「先駆者」は、「他人より先だって物事を行う人」という意味です。この「先駆者」は活動ではありませんが、先駆けてやることで周りの人をけん引する人のことを言います。

「先駆者」については、こちらの記事に詳しく書いています。

「先駆者」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

 

「急先鋒」の英語の表現

 

最後に、「急先鋒」の英語表現をご紹介します。

  • forefront(急先鋒)

【例文】

  • She was the forefront of gender equality(彼女は男女平等の急先鋒だった)
  • The activities of politicians forefront is it important(政治家の活動は急先鋒が大切だ)

 

「forefront」は「急先鋒」の他にも、「最前部」「第一線」など前に出て戦うことを指しています。「fore」は「前部」「船首」などの意味があり、「front」も「前面」という前をさす意味があります。

 

 

まとめ:「急先鋒」の役割とは

以上、「急先鋒」について、ご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 きゅうせんぽう
意味 運動などで先頭に立ち、勢いよく行動すること
語源 「急」=「ものの進み具合が速い」、「先鋒」=「戦闘の際に先立って進む」
類義語 ・切り込み隊長(きりこみたいちょう)
・先駆者(せんくしゃ)
英語表現 forefront(最先端)

 

何かを主張する時の計画として、「急先鋒」の役割の人は重要です。一番初めに行動を起こすことって勇気がいりますよね。そして、勢いがなければ誰も振り向いてはくれません。

「急先鋒」で必要なことはまず、インパクトです。強烈な言葉で訴える、どんなに批判されても注目を浴びることが大切で、その後に別の人がじっくりと主張の中身を説明してくれるのです。

主張があいまいだと「急先鋒」の人は損をします。「急先鋒」の人は後から攻める人が信頼できるかも、しっかり見極めてください。

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