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あなたは「大雑把」という言葉を使ったことありますか?「大雑把」な人間とは、どんな人のことを言うのでしょうか?「大雑把」は、あまりよいイメージが無い気がします。でも、少なからず私は「大雑把」な面を持っているのではないかと思います。「細かくない」「雑」「適当」という意味で「大雑把」が使われるのではないかと思うからです。
「大雑把」に対する悪いイメージが納得いかないので、「大雑把」について詳しく掘り下げてみてみましょう。
この記事では「大雑把」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「大雑把」の意味と語源
「大雑把」の意味
それでは「大雑把」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「大雑把」は「おおざっぱ」と読みます。
「大雑把」とは「細かいことにこだわらない様子」という意味です。
細部まで注意が行き届かない、雑なことを言います。
「大雑把」の語源
続いて「大雑把」の語源をご紹介します。
「大」は数量や形を表したとき平均より超えるものを言います。
「大雑把」とは「平均を超えて雑にまとめられた」ということになります。このような内容から「細かいことにはこだわらない」という意味になったのですね。
「大雑把」の英語表現と類義語
「大雑把」の英語の表現
次に「大雑把」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Careless(大雑把)
- Roughly(大雑把)
【例文】
- Because she is careless, this work is impossible(彼女は大雑把だからこの仕事は無理だ)
- Because we are running out of time, let’s explain it roughly(時間がないので大雑把に説明しよう)
「Careless」は「不注意な」「そそっかしい」という意味合いがあります。細部に気が回らないということです。「Roughly」は「おおよそ」「無造作に」という意味があり、「ラフな格好」や「ラフ画」など日本語にもなじんでいる「rough」の副詞です。
「大雑把」の類義語
「大雑把」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 粗雑(そざつ)
「粗雑」とは「細かいところまで注意が行き届かない」「おおまかで荒っぽくいい加減」という意味です。
「大雑把」の意味にそっくりですね。「粗雑」の方がちょっとキツイ内容の意味です。
「大雑把」の使い方
最後に「大雑把」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「私の大雑把さに、細かな性格のあなたは着いてこれるかな?」
- 「大雑把な性格は、持って生まれたものだから治らないよ」
- 「明日も続きをするので、掃除は大雑把に済ませちゃっても大丈夫ですよ」
- 「僕は細かいことが苦手で大雑把な性格です」
- 「まず時間が押しているので、この企画を大雑把に説明させていただきます」
「大雑把」は大きく雑にまとめられたものを言います。
「大雑把な(性格)」「大雑把に(説明)」などと使用する場合が多いですね。
「大雑把」さも大切です
「大雑把」は「雑」「適当」「注意していない」などネガティブなイメージが強いのですが、なんでもかんでも、細かく物事を進めていたのでは心が休まる時がありません。「大雑把」には「大雑把」の良さがあります。「大雑把」さを持ち合わせている私が言うので間違えありません。
時には「大雑把」にしても構わないところで気を抜きましょう。細かすぎると嫌われることもあります。「大雑把」は平和ももたらすのです。でも、「大雑把」過ぎても他の人をイライラさせるので気を付けてください。
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