「山女魚」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語・英語表現】

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昔は、夏休みに自転車で山の方に向かう小学生を見かけました。男の子たちは、みんな竿やタモを持って山奥の渓流で魚を釣りに行くのでしょう。岩魚、アマゴ、ウグイなどが主に釣れるんでしょうね。

渓流釣りは海釣りよりもなかなか難しいような気がします。断然、川の方が魚種は少なすぎますから。ですが、釣れる・釣れないに関係なく、楽しむことが第一ですね。夏休みとはそういうものです。

そういえば、「山女魚」というのもいますね。これも魚の名前ですが、なんと読むのかおわかりでしょうか。釣りに行く前に魚の名前や語源について予習をしてみましょう。

この記事では、「山女魚」の意味や語源、使い方の例文、類義語や英語の表現をご紹介します。

 

 

「山女魚」の意味と語源

 

「山女魚」の意味

 

それでは「山女魚」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが「山女魚」は「やまめ」と読みます。

「山女魚」とは、「サケ科の淡水魚」という意味です。

サケ科の魚で、海に出ずに川で生活するもののことを言います。

北海道や東北では「やまべ」と呼びます。一部地域を除いて、北海道から九州と幅広く生息しています。同じ「山女魚」でも、「ヤモ」「ハエ」「エノハ」など地方により呼び方が全くちがうこともあります。

 

「山女魚」の語源

 

続いて「山女魚」の語源をご紹介します。

「山女魚」は「山女」と書くこともあり、当て字になります。どちらも「女」という字がポイントです。サケ科の仲間は、稚魚の時に「パーマーク」という小判の形をした模様がありますが、大人になると消えてしまいます。

ところが「山女魚」は成長してもその模様が綺麗に残っているんです。そして体が美しいピンク色になります。ピンクは男性よりも、どちらかというと女性を連想させる色ですよね。「山女魚」は「山にいる、女性のように美しい姿をした魚」ということです。そのようなことから「渓流の女王」とも言われています。

また、海に出ていったものは「サクラマス」という名前に変わります。「パーマーク」は消え、一度銀色になり繁殖時になると同じようにピンク色ですが、体長は倍くらいの60センチほどになります。産卵の為に再び遡上し「山女魚」が生まれるのです。

「やまべ」と呼ばれる訳は訛(なま)りと言われています。

 

 

「山女魚」の使い方

 

次に「山女魚」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

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  1. 「海にいるサクラマスは、山女魚と同じ魚だということ知ってた?」
  2. 「今日は親子で、山女魚釣りを堪能しに山奥の秘境へ向かっている」
  3. 「子供の頃の僕は、川で山女魚や岩魚釣りを楽しんでいたが釣果はイマイチだったよ」
  4. 「渓流の女王、山女魚の美味しい食べ方は、やっぱり塩焼きかな。から揚げも捨てがたいけど」
  5. 「山女魚は、夕方になると虫を捕まえる為にジャンプをするんだ」

 

「山女魚」はカタカナで書くこともありますが、漢字で「山女魚」と書くと何故か神秘的な感じがしますね。

「山女魚を(食べる)」「山女魚(釣りをする)」などと使用されることが多いです。

 

 

「山女魚」の類義語と英語表現

 

最後に「山女魚」の類義語、また「山女魚」の英語表現をご紹介します。

 

「山女魚」の類義語

 

「山女魚」の類義語をご紹介します。

  • 山女(やまめ)

 

ぱっと見た感じはワイルドな女性をイメージしますね。「魚」が付かなくても同じ「山女魚」という魚です。

 

「山女魚」の英語の表現

 

では次に「山女魚」の英語表現をご紹介します。

  • landlocked masu salmon(山女魚)
  • mountain witch(山女魚)
  • trout(鱒)

 

「山女魚」はサケ科ですから「トラウト」や「サーモン」などスーパーで見かける言葉があります。

 

 

まとめ

 

以上、「山女魚」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

読み方 やまめ
意味 サケ科の淡水魚
語源 山奥の淡水で生活する魚で、女性のように美しい姿をしているというところから当てられた漢字
類義語 山女(やまめ)
英語表現 ・landlocked masu salmon(山女魚)
・mountain witch(山女魚)
・trout(鱒)

 

「山女魚」は子供のころから変わらぬ模様に加え、成長すると綺麗なピンク色になる魚でした。渓流釣りでも人気の魚、一度ご自分で釣って食べてみるのも良いでしょう。

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